目次
インフルエンサーマーケティングの注意点
インフルエンサーマーケティングを成功させるポイント3選

インフルエンサーマーケティングの注意点

インフルエンサーマーケティングでは、活用する上で注意すべき点もいくつかあります。きちんと注意点も把握したうえでインフルエンサーマーケティングを活用しましょう。

発信内容のコントロールが難しいケースがある

インフルエンサーマーケティングはインフルエンサー自身が感じたことをインフルエンサー自身の言葉で発信することが基本となるため、発信内容をコントロールすることは難しいケースがあります。依頼側が完璧にコントロールすることは難しいですが、方向性のすり合わせやルール決めはしておかないと、依頼側が意図しない発信内容となる恐れがあります。

ステルスマーケティングと誤解されるリスク

インフルエンサーマーケティングは、ステルスマーケティング(ステマ)と誤解されるリスクが伴っています。

ステルスマーケティングとは企業がきちんと費用を支払って実施している宣伝であるにもかかわらず、宣伝であることを消費者に気づかれないように行われるマーケティングの活動のことを言います。インフルエンサーの日常の発信の中に混ざって商品・サービスの口コミ宣伝を行うため、一見広告のようには見えないのが特徴です。

そのため、ユーザーからするとステルスマーケティングだと誤解してしまうことに繋がることもあるのです。依頼側からするとステルスマーケティングのつもりはなくとも、少しの行き違いでステルスマーケティングだと誤解されてしまうこともありますので、注意しておきましょう。

炎上の恐れがある

インフルエンサーの投稿によって、炎上の恐れがあることも把握しておきましょう。ITリテラシーの低いインフルエンサーがモラルや配慮に欠けた投稿をしてしまった場合、SNSで炎上してしまうことがあります。もしもその投稿の際に自社の商品・サービスが取り上げられていたとしたら、その影響が商品や企業に及ぶことは十分にあり得ます。インフルエンサーは高い影響力を持っている分その影響力を活用することで大きな認知拡大が見込めますが、炎上などのマイナスなリスクがあることは大きな注意点と言えるでしょう。

インフルエンサーマーケティングを成功させるポイント3選

インフルエンサーマーケティングのメリットや注意点を解説してきましたが、ここからは成功させるポイントについて解説していきます。先ほど注意点もお伝えしましたが、これからお伝えするポイントを抑えていれば最大限の成果を上げることができるでしょう。

インフルエンサーマーケティングの実施目的を明確にしておく

インフルエンサーマーケティングでは、その施策を実施する目的を明確にしておきましょう。目的を明確にしておくことで、施策を実施している際や実施した後に「目的に合ったマーケティングができているか」「今後施策としては実施し続けて良いものなのか」などが判断できるようになります。何も目的を決めずインフルエンサーマーケティングを実施しても、ただ「実施するだけ」の施策になってしまい、あまり効果の感じられない結果となってしまう恐れがあります。インフルエンサーマーケティングを実施する際は必ず実施目的を明確にしておきましょう。

綿密にインフルエンサーの選定を行う

実施目的を明確にしたのであれば、インフルエンサーも目的に合った効果の見込める人物に依頼をする必要があります。ただフォロワーが多いだけでは有効なマーケティングに繋がるとは限りません。自社の商品・サービスと親和性の高いインフルエンサーや、自社のターゲット層を多く抱えていそうなインフルエンサーを選定していきましょう。過去の投稿や投稿のコメント欄なども大切なチェックポイントです。コメント欄のターゲット層の反応は良いかチェックして、インフルエンサーを選定しましょう。

ルールを明確にし、インフルエンサーと連携を取る

インフルエンサーが効果的なPRができるように、依頼側の対応も重要となります。依頼したらインフルエンサーに丸投げではなく、スケジュールの管理やPR投稿の方向性など、ルールは細かに設定しておきましょう。ステルスマーケティングと誤解されるリスクや炎上のリスクなどもありますので、投稿の下書きチェックなども実施すると良いでしょう。
ただ、依頼側の要求や意見が多すぎるとインフルエンサーの魅力が発揮できなくなる恐れもありますので、インフルエンサーの要望も聞くことが重要です。インフルエンサーに任せる部分と、依頼側が必ず守ってほしい部分のバランスをうまくとるためにも、インフルエンサーとは密に連携を取ることをオススメします。