世代によって生じる知識や感心、考え方の違いのことを「ジェネレーションギャップ」と呼ぶ。テレビなどでは、昭和生まれと平成生まれのギャップを紹介する番組をたびたび目にするが、人によってはたった一歳の年の差でも、ジェネレーションギャップを感じることがあるのではないだろうか。

2022年9月19日に投稿された、赤木継@nougekanowさんの「これ持ってたら後輩から「えっ何すかそのケーブル新製品のっすか?めちゃくちゃ速そうっすね」って言われた時の僕の気持ち」というツイートには、旧iPhoneケーブルの写真が添付されていた。この投稿には、5.5万件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。

今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。

謎のケーブルの正体は旧iPhoneケーブル

ツイートの写真に写っているのは「旧iPhoneケーブル」なのだが、読者の皆さんは実際に使ったことがあるだろうか。この充電ケーブルが対応していたiPhoneは、iPhone 3・iPhone 3S・iPhone 3 GS・iPhone 4・iPhone 4Sの全5機種である。iPodも初代から第5世代あたりまでは、この形のケーブルを用いて充電していた。

このiPhoneケーブルを見た後輩から「新製品?めちゃ速そうっすね」ギャップが辛い!
(画像=(Image:oasisamuel / Shutterstock.com)、『オトナライフ』より 引用)

筆者も以前はこのケーブルの愛用者だったが、使っていると頻繁にコネクタとコードの接続部分が断線したので、短期間に2~3回ほど買い替えた記憶がある。今の10代~20代前半は、当時まだスマホを持っていなかったはずなので、このケーブルの存在を知らないのも無理はない。

投稿者の赤木継さんは、先ほどのツイートに追記する形で、「「パソコン詳しそうな先輩が持っとる何かすごそうなヤツ!ここは誉めとかなアカン!!」みたいな気遣いがまた辛かったんです」と述べている。後輩にはまったく悪気はなさそうだが、ジェネレーションギャップを感じざるを得ないシチュエーションだ。

ただ、やはり改めて見ると、旧iPhoneケーブルは、無駄にコネクタ部分がデカいので、「めちゃくちゃ速そう」と思う気持ちも分からなくはない。

大きい機械はなんか凄そう!?

このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「160GBのクラッシックが車載で現役ですぞ」と、iPodで音楽を聞くために、まだこのケーブルを現役で使っているとの声や、「今もなお、100均にある有難み」と、家電量販店からは姿を消したが、意外にも100円ショップでは旧iPhoneケーブルが購入可能だという貴重な情報など、さまざまなコメントが寄せられている。

また、何も知らない後輩が、ゴツい旧ケーブルを見て「速そう」と言ったことに対して、「初期型のショルダーバッグ型携帯電話も、今持っていたら世界中圏外無しで届きそうなイメージありますよね」との意見があがっていた。

たしかに電子機器の小型軽量化が進む令和の今、初見のよく分からない大きな機械を目にすると、何だか凄いモノなのではないかと、期待に胸が膨らんでしまう人も多いのではないだろうか。