オーストラリアはもともとアウトドア大国ですが、コロナによって国境が2年近く閉鎖したこともあり、キャンプが再注目を集めました。これによってキャンプ場不足が起きているほど。農場持ちの筆者はキャンプ場を経営しているので、現在のオーストラリアのキャンプ事情と我が家のキャンプ場を紹介します。
今は私有地キャンプ場が人気!
アウトドア大国のオーストラリアでは、公園に無料で誰でも使える電気式BBQマシーンがあります。
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これはどんなに小さな町の公園にもあると言っても過言ではないくらい、オーストラリアでは当り前の設備です。
また、ほとんどの町に、無料キャンプ場や有料のキャラバンパークと呼ばれるオートキャンプ場など、野宿できるスペースがあります。
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無料のものは設備に限りがありますが、たまにシャワーやトイレがあるところもあります。これと公園のBBQマシーンを使えば、無料で車中泊やキャンプなんてこともいとも簡単にできてしまうのがオーストラリア。
しかし、コロナ禍でキャンプが再人気になったと同時に起こったのがキャンプ場不足の問題です。
特にスクールホリデーの期間になると、どこのキャンプ場も満員で、今までの感覚でなんとなくロードトリップして、疲れたら泊まろうと町へやって来たのに泊まれないなんてことが多発していました。
また、自然を満喫できるのがキャンプの魅力でもあるのに、満員のキャンプ場というのはなかなかうるさいもので、隣との距離も近くなります。
そこで、私たちのように私有地を個人のキャンプ場として開放するスタイルが流行り始めました。いわゆるAirbnbのキャンプバージョンです。もちろんホストにもよりますが、ほとんどの私有地キャンプ場では宿泊客が少なく、プライベートな空間を楽しめます。
我が家のキャンプ場紹介
我が家には大きな湖があるので、その近くをキャンプ場として開放しています。
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<湖から離れたエリアも有り>
特にここに泊まってほしいと区画割をしているわけではないので、宿泊客にはエリア内で自由に場所を選んでもらっています。普段は最大でも3グループ、サマーホリデーだと5グループまでに限定し、1グループが団体の場合は貸し切りにすることもあります。
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<これで1グループ>
提供している設備としては、電気、水道、トイレ、シャワー、食器洗い場、キャンプファイヤー用の台と薪、カヤックなど。
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トイレとシャワーに関しては、コロナのこともあるので、各グループの専用使用にしており、全部で3棟あります。3グループ以上の予約のときは、各自でトイレとシャワーが用意できることを条件にしています。
敷地内は広いので、ハイキングやジョギング、サイクリング、バイクや4WD専用の車道で運転を楽しんだり、湖で泳いだり、カヤックや釣りもできます。
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うちでは、ヤギやアルパカ、カモ、ガチョウ、ニワトリなどの動物を飼っているので、タイミングが合えばいっしょに餌付けをしたり、子ヤギの授乳体験をしたりすることもあります。
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また、手つかずの自然も多いので、野生動物やワイルドフラワーも多く、それらの観察をしながらのハイキングでも十分楽しめます。
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<湖を泳ぐ野生のブラックスワン>
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<野生のオオトカゲ>
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<ワイルドフラワーのキャットポウ>
こんな感じで、我が家には老若男女問わず楽しめるアクティビティが多いので、泊まっても全く外出せずに農場内だけで好きなようにゆったり過ごす人も珍しくありません。
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<芝ボーリングで遊ぶ人たち>
フレンドリーな宿泊客も多く、ティータイムや夕食のBBQ、キャンプファイヤー前でのお喋りに誘われたりすることもあります。
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現在は整備のために数か月間閉鎖していますが、2021年4月にオープンしてから丸1年でのべ80グループの約280名が泊まりに来てくれました。
そして、7月の時点で次のサマーホリデー(12~1月末)は80名以上の予約が入っており毎日満員状態です。
昨年のサマーホリデーは国境が閉まっていたこともあり、クリスマスから2月末までは毎日人が泊まっている状態でしたが、国境の開いた今でもキャンプが根強い人気なのがこの予約状況から分かります。