釣り場とタックル
水軒一文字は旧波止と新波止の2つの波止の総称で、位置関係や船着場などは略図を参照いただきたい。
![和歌山でタチウオシーズン開幕 水軒一文字で夜明け帯に7匹の釣果](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/09/4fa6a8095bacd11de8348773c2351dbf.jpg)
今回は人気の新波止をあえて回避して、旧波止を選択。おかみさんの勧めに従って7番の船着場で下船。タチウオ狙いのタックルは7.6ftのシーバスロッドにスピニングリールの組み合わせだが、ルアー門外漢の私の釣り方はタチウオテンヤの引き釣りスタイルなので、2.3mのルアー竿にミチイト4号、ワイヤーリーダー介してのMサイズのタチウオテンヤの組み合わせといったほうが、エサ釣りの人にはわかりやすいだろう。
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夜行性のタチウオの視覚にアピールするように、ワイヤーリーダーの少し上にケミホタル75をセットする。私のオリジナルの部分としては、Mサイズのタチウオテンヤだと軽いので遠投があまり効かない欠点を補うために、蛍光塗料が塗られているナス型オモリ2号を足している。
テンヤに巻き付けるエサは定番のドジョウ。ワイヤーで巻き付ける時は、尾の部分がヒラヒラし、余らせて付けることがポイントだ。実際、当日もドジョウの尾が食いちぎられており、ドジョウの尾の部分の残し方によって、ある程度釣果に影響するようだ。
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旧波止で沖向きに釣りスタート
準備が整い、3時30分ごろからタチウオテンヤの引き釣りを開始する。旧波止ではテトラの上から沖向きにキャスティングする。できる限り遠投し、ゆっくりとリールを巻いて手前に寄せていく。ルアーの釣り方と違って、タチウオテンヤの引き釣りは、頻繁で大きなアクションは必要ない。ただ巻きを基本として。たまに竿先を小さく鋭くピッ、ピッと揺さぶって、海中のテンヤを小さく震わせるだけでよい。そこがルアーには無い、生のドジョウの強みだ。
しかし一方で、テンヤを引くタナは確実につかむ必要があり、間違えると丸ボウズに終わりかねない。実は私もこの日、序盤はタナ取りに苦戦した。タナが分からず、表層、上層、中層、底近くとかえて試してはみたが、タチウオの反応は感じられず、周りの釣り人は早々と釣果を拾い始めたのに対し、私一人が大きく出遅れてしまった。
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