熊野本宮大社とその旧社地「大斎原(おおゆのはら)」へ

「よみがえり」の聖地、熊野本宮大社と大斎原を訪れに和歌山へ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

言わずと知れた、世界遺産・熊野古道(正式には「紀伊山地の霊場と参詣道」)。その中の霊場のひとつ、熊野三山の中心といえば、「熊野本宮大社」です。大阪に住んでいながらなかなか行く機会もなかったのですが、この夏、ご縁あって急に行くことになり、日帰りでチャレンジしてきました。今回は「よみがえり」の聖地として有名な、熊野三山のひとつをご紹介します。

全国に3,000社以上ある熊野神社の総本宮「熊野本宮大社」

日曜日の朝7時に大阪を出発。高速道路を使って向かい、途中サービスエリアで朝食を取り、混雑がほとんどない状況で、だいたい3時間半、というところでした。(運転次第ではもう少しかかるかもです)

駐車場は川辺にあって、停め放題。車を降りたとたん、広大な景色にビックリ。しばしその空気感と眺めをぼーっと堪能していると、身体が緩んできます。神聖な場所へ行く前のウォーミングアップ、といったところですね。

熊野本宮大社全体としては、上、中、下の三社から成り(全部で十二殿)、まずは、上四社をお祀りしている本宮へと向かいます。周辺は割とコンパクトにまとまっていて、入口まではすぐでした。

こんな感じ。

「よみがえり」の聖地、熊野本宮大社と大斎原を訪れに和歌山へ
(画像=『たびこふれ』より 引用)
「よみがえり」の聖地、熊野本宮大社と大斎原を訪れに和歌山へ
(画像=『たびこふれ』より 引用)
「よみがえり」の聖地、熊野本宮大社と大斎原を訪れに和歌山へ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

一礼して鳥居をくぐると、石段が現れます。一歩一歩、周りの緑と奉納のぼりを味わいながら昇ります。気持ちよいです。158段ありますよ。

「よみがえり」の聖地、熊野本宮大社と大斎原を訪れに和歌山へ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

昇りきったところ。荘厳な感じですね。

「よみがえり」の聖地、熊野本宮大社と大斎原を訪れに和歌山へ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

また一礼して、神門をくぐり・・・・

御社殿です。きらびやかさではなく、なんというのでしょうか、無駄がなく、ぴりっと引き締まる感じがします。

「よみがえり」の聖地、熊野本宮大社と大斎原を訪れに和歌山へ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

左手から、第一殿・夫須美大神(ふすみのおおかみ)、第二殿・速玉大神(はやたまのおおかみ)、第三殿・家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)、第四殿・天照大神が祀られています。お参りの順番は③→②→①→④ということでした。

もちろん、厄除け、交通安全、家内安全他、いろいろご利益もありますが、なんといっても、熊野は「よみがえり」の聖地。「再生」なんですね。お参りしている間にも、神職の方が訪れた人にそう説明しておられるのが聞こえてきました。