実際に計算してくれた方がいました
わたしは面倒なので計算してなかった(コロナはもういいやみたいな・・・)のですが、しっかりと実証してくれた方がいました。
なんと、厚労省のワクチン効果の母数は今の段階でも令和3年の4月1日の母数でした。これはつまり、子どもの母数は多く、高齢者は少なく出る事を指します。人口が減った世代ではワクチン接種率が100%を超えたりしているのも道理です。
いまはもう令和4年ですから、令和4年4月1日のデータを用いて試算してくれた結果
ワクチン接種率は赤い線が正しく、実際には厚労省の発表ほど接種率は高くないのです。 種率は94%くらいで頭打ちです。65-69歳が低かったりもせず、高齢者ほど接種率が高い。
未接種者の人口が変わってくるので、10万人あたりの新規陽性者数も再計算しました。40歳代と50歳代の逆転、65-69歳の異常な低さ、80歳以上での異常な高さ、すべて解消しています。
コレが正しいグラフとなります。
ワクチンの感染防止効果率も、高齢者ほど早く接種しているため、おそらくは接種してからの期間に対応して、下がっています。3回接種の高齢者でもすでに感染予防効果は低くなっており、あとは重症化予防にどれだけの意義を見出すかというところです。
2回め接種が早かった40歳以上ではすでに感染防止効果は全くない。
ブースターも接種が早かった高齢者は感染防止効果はかなり落ちていて、たぶん2~3ヶ月でかなり落ちている。打ってから間もない若い世代はまだあります。しかしこんなに早く落ちるのでは「感染拡大を防ぐためにブースターを打つというのは無意味」といえるのではないか。
厚労省の担当官におきましては、国の方針を決める大事な資料ですから、手を抜かずに1年前の人口統計ではなく、毎月発表される統計でやっていただきたい。そうしないのならこんな資料は誤解を招くだけですので出してもらわなくていいと思います。
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わたしと音喜多君、立憲の中谷さん、自民の藤末さんの新刊がでました。
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2022年5月18日の記事より転載させていただきました。
文・永江一石/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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