【家電コンサルのお得な話・93】 ちょうど1年前、愛用しているメインのノートPCが故障し、修理に出したことをこのコラムに記載した。その時で4年近い使用となっていたが、家電修理の長期保証に加入していたため、6万5000円の修理代金が免責の1万円の支払いで収まり、長期保証の有難さを実感できた。皆さんは長期保証に「入る」、「入らない」の判断をどうしているだろうか。

家電修理の長期保証加入の判断基準(筆者の場合)
再びノートPCが故障! 今回も1万円で済んだ
自分のノートPCの修理エピソードには後日談がある。2022年9月に入ったある日、ノートPCを立ち上げようと電源ボタンを押しても画面は黒いまま。何度か電源を入れなおし、よく見てみると画面がうっすらと表示されているのが確認できた。慌てて長期保証を確認したところ、保証期間が22年11月1日までとなっていた。
すぐに購入した家電量販店に持ち込み修理をお願いしたが、保証金額は昨年の6万5000円を引いた残額で約9万5000円あり、今回も1万円の支払いで済みそうで一安心した。
「故障は急なものだ」とわかっていても、やはり実際に起きると焦ってしまう。特に今回の反省点として、「複数データ(作業途中分のみ)のバックアップ」を取っていなかったことが挙げられる。うっすらと表示されている画面を凝視しながら、手探りでUSBにコピーしたが、かなりの時間を要した。
ただ、作業途中でもこまめなバックアップの大切さを再認識できたことと、保証期間内の故障ということで逆にありがたさを感じている。
このノートPCでは、去年・今年と長期保証に助けられたが、この10年くらいで経年劣化の買い替えは別として、長期保証期間内に故障したのは、ノートPC(2回)と洗濯機だけである。故障率や修理料金のことを考えれば、カテゴリーによっては加入しないという自分なりの基準を持っておくことも大切である。