働く相手との相性を重視する
宮﨑:
会社員としてキャリアをスタートし、フリーランスに転身。その後会社員に戻り、現在は再度フリーランスとして活躍されている中村さん。会社員とフリーランスの違いはどういった点で感じましたか?
中村:
安定性についてはやはり会社員が上ですね。フリーランスは安定性はない代わりに、自分の成果をダイレクトに手に入れられたり、合わないと思う相手はスパッと切れたりします。挑戦や刺激を取り入れやすいところは、フリーランスならではだと思います。
宮﨑:
会社員は安定、フリーランスは自由ということでしょうか?
中村:
最近はコロナの影響で、会社員が在宅勤務をしたり副業をしたりすることが当たり前になってきています。なので、一概には言えないかもしれません。だけど、フリーランスの方が自由度は高いと感じますね。

中村:
とくに人間関係。たとえば他人と仕事をする以上、相性は大切です。そして相性が悪い相手は、必ずいます。フリーランスであれば、無理をせずスパッと距離をとれるんです。仕事以外のストレスを自分の判断で少なくできるのは、フリーランスの大きなメリットですね。
宮﨑:
確かに会社員だと、そう簡単にはいかないですもんね。
中村:
ただもちろん、フリーランスにもコミュニケーション能力は必要です。
私はもともと初対面の人ともすぐに仲良くなれるタイプ。だけど他人とのコミュニケーションに自信がない人もいると思います。その場合はまず、とりあえず早くレスポンスすることをおすすめします。
連絡が遅いと相手に不安感を与えてしまうし、仕事のペースに影響が出ることも。文章で返す暇がないのであれば、スタンプで最低限のリアクションだけでも伝えておくほうがいいですね。
仕事を選ぶ基準をつくる
宮﨑:
現在は案件獲得サービスもご活用されてるとのことですが、他のサービスと比較したWorkshipならではの特徴を聞かせてください。
中村:
本来であれば人を雇うべき部分を、代わりに担当してもらえている印象です。たとえば仕事をとるためには自分で営業しなければいけないし、請求書の手続きも一人だと大変。
ですが、Workshipには案件がたくさんあるので自分で営業をする必要もないし、精算作業もサービス上で完結するのでとても助かります。
宮﨑:
営業や経理の人を無料で雇っている状態ですね。Workshipはとくにどんな方に向いているサービスだと思いますか?
中村:
フリーランスになったばかりの方や、これからなる方におすすめしたいです。
フリーランスは会社員とは違い、自分一人ですべてのことに対応する必要があります。しかしフリーランスとしての知識や経験がない状態では、それは難しいでしょう。その点Workshipを活用すれば、わからないことやできないことのフォローをしてもらえます。

中村:
また自分の値段も最初はわからない人が大半ではないでしょうか。Workshipには案件がたくさんあるので、それらをざっと見ることで「この業務ができるとこれくらいもらえる」と感覚が掴め、自分のなかに仕事を選ぶ基準をつくれます。Workshipはフリーランスの難しさを解消してくれるサービスだと思います。
またWorkshipは案件の母数が多いので、吟味したうえで応募できます。仕事をするうえで、取引先、そして仕事そのものとの相性は無視できません。数ある案件から、快適に業務が進められる相手、自分のスキルが生かせる仕事内容、この2つが揃ったものが見つかるはずです。
宮﨑:
案件数が多いからこそ選ぶ余裕ができるんですね!
中村:
仕事相手や仕事を選べることがフリーランスのメリットですからね。
もちろんすぐに成約までこぎつけることは難しいかもしれません。ですが応募して面談を繰り返していけば、自分と相性のいい案件を受注できるはずです。
【記事のまとめ】
- 仕事相手との相性を意識し、相性が合わない相手とは無理に仕事をしてはいけない
- 良好なコミュニケーションには連絡の早さが不可欠である
- Workshipがあれば苦手な営業や事務作業をする必要がない
- Workshipは案件が多く自分と相性の良い案件が見つかる
(執筆:宮﨑駿 編集:北村有 撮影:じきるう)
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