なぜ春なのか?

春闘(しゅんとう)っていったいどんな闘い?聞いたことあるけど詳しくわからない言葉
(画像=『FUNDO』より引用)

春闘は、そもそもなぜ春なのでしょうか?

来年度に向けて

日本では春を新年度の始まりすることが多く、春に交渉することで来年度の給料が決まる前に自分たちの要求を伝えられるようにします。

そのことから春闘は、春に行われることが多いのです。

主に日本では2月頃になると春闘が始まり、各労働組合が経営陣との交渉を始めます。

来年度の労働条件についての交渉となるため、原則として3月末には終了するのが一般的となります。

足並みを揃えて交渉力を上げた

労働組合側はより働きやすくなるよう経営側に求めますが、そう簡単には賃金を上げることはできません。

いつの時代も、採用する側は「いかに安く労働力を使うか」を考えています。

日本では特に企業別労働組合が主流となるため、各労働組合ごとの交渉力が鍵となってきます。

当然、労働組合によって交渉力の差が大きく、強く出られない労働組合もあるわけです。

そのため、春闘を春に行うことでそれぞれの労働者側が団結し、毎年同時期に歩調を合わせて交渉力を高めるという狙いがあるのです。

よく聞く「ベア」って何?

春闘(しゅんとう)っていったいどんな闘い?聞いたことあるけど詳しくわからない言葉
(画像=『FUNDO』より引用)

春闘では「ベア」という言葉を頻繁に耳にします。これは一体どういうものなのでしょうか?

ベースアップの略

結論を言うと、ベアとは「ベースアップ」のことです。つまり、全体的な賃金水準の引き上げを要求することを意味します。

春闘は労働条件全体を交渉するものですが、特に賃金については毎年メインで話し合われるものなので、ベアという言葉が頻繁に出てくるのです。

勘違いしやすい

投資の用語にも「ブル」や「ベア」という言葉があり、どちらも大きな括りで経済用語なので勘違いしやすいですね。

しかし、これらは全く意味が違うので注意が必要となります。

ちなみに、投資の世界で使われる「ブル・ベア」とは「強気・弱気」を表す言葉でベースアップとはまったく関係ありません。

まとめ

働く人の権利が定着してきたことで、近年はより春闘の動きも強くなってきています。

働いているのに一向に労働条件が良くならないというのは、まさに生き地獄と言えるでしょう。ただ、働く人も黙っているわけにはいきません。

これからの時代は春闘を積極的に行い、経営陣と上手に給料や残業について交渉していきましょう。

提供元・FUNDO

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