Androidスマホの「低速充電」とは、バッテリーの充電速度が遅くなる現象のことです。バッテリーの充電速度は電力に比例するため、充電時の電力が半分になれば充電時間は2倍に伸びます。急速充電にするためには、急速充電対応のUSB充電ケーブルが必要です。本記事では、Androidスマホが低速充電になる理由と、急速充電する方法をご紹介します。
【周辺機器編】Androidスマホが「低速充電」になる理由と対処法
Androidスマホが「低速充電」になるのは、充電時にスマホに送られる電力が、「急速充電」に必要な量より少ないことが理由です。主にUSB充電ケーブルや、ACアダプタなどに原因があるケースが多いです。これらの周辺機器を交換するだけでも、急速充電できるようになることがあります。
充電ケーブルを交換する | 急速充電ケーブルを利用する
Androidスマホは「パソコンのUSBポート」か「電源コンセント」で充電しますが、いずれもUSBケーブルを使うため、USBケーブルのスペックが最も重要です。現在のUSB充電ケーブルを「急速充電対応品」に交換すると、急速充電できるかもしれません。

なお、ご自身のUSB充電ケーブルが急速充電対応か分からない場合は、バッテリーを残り10%以下に減らしてから30分間充電してみましょう。30分で約50%ほどバッテリー残量が増えれば、急速充電に対応した充電ケーブルだと判断できます。

なお、パソコンのUSBポートではなく電源コンセントを使用する場合でも、USBケーブルが急速充電に対応している必要があります。
ACアダプタを交換する | 最低でも5V/2A、できればQQ(Quick Charge)対応を選ぶ
スマホへの充電を電源コンセントで行う場合は、ACアダプタが急速充電に対応している必要があります。最低でも10W(5V/2A)の電力量、できればQQ(Quick Charge)に対応しているACアダプタを選びましょう。
メーカー純正品・正規品のACアダプタ/USBケーブルを使う
急速充電対応のUSBケーブルやACアダプタを使っても急速充電ができない場合は、メーカー純正品・正規品を使ってみましょう。付属品が必ずしも急速充電対応とは限らないので、メーカー公式サイトなどで急速充電対応品がないかご確認ください。これらすべての対処法を試しても急速充電できない場合は、端末やアプリに原因があるのかもしれません。
また、Androidスマホ自体が急速充電非対応の場合は、どのケーブルを使っても急速充電はできません。ちなみに、急速充電非対応のスマホに急速充電対応ケーブルやACアダプタを使っても、基本的にスマホが壊れることはないのでご安心ください。