様々な境界

地域に関する分類において、それぞれ基準が変わってくることがあります。その中でも、より明確に東日本と西日本を分けている境界についてご紹介します。
NTT由来

NTT(日本電信電話)は、NTT東日本とNTT西日本という区分があります。
NTTによると、東日本は新潟県、長野県、山梨県、神奈川県を含め、西日本は富山県、岐阜県、愛知県、静岡県を含めるのが一般的のようです。
NTTの基準なので、これを基に西と東を分けるとするのは納得がいくと思います。
電気の周波数由来

電気は周波数が東西で違うというのは有名な話ですよね。
東日本と西日本を分ける際によく引き合いに出される境界です。ちなみに周波数は東が50Hzで、西が60Hzとなっています。
これを境界として考えるなら、新潟県の糸魚川あたりと静岡県の富士川あたりが境目となります。
そのため、新潟県と静岡で県は県内で東西の境界が分かれることになります。
ただ、富士川の境界線は川を挟み綺麗に分かれるのですが、糸魚川の境界については50Hzと60Hzが混在する地域が長野県と新潟県にあるので、若干曖昧な部分があります。
気象庁の区分由来

気象庁では、東日本に福井県、岐阜県、愛知県、三重県を含め、西日本に京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県を含めて考えられています。
それぞれ東西によって東日本と西日本とを区分しているため、こちらも分かりやすいですね。
ただ、気象予報などでは北日本と東日本、西日本、沖縄・奄美の4つの分類が使われているため、実は状況によって地域区分も曖昧になってしまうことがあります。
フォッサマグナ由来

出典:Wikipedia(©Tectonic map of southwest Japan.png)
「フォッサマグナ」について、中学生くらいで習ったような気がするな・・・といった人が多いかもしれません。
簡単に言うと、それは古い地層と新しい地層の境界線のことです。日本の中央部分に位置しており、上記図の青い境界線の内側の部分を指します。
東西の境界線とされるのは、青い線の西側の境界線「糸魚川-静岡構造線」と呼ばれる境界線です。
この線で分けた場合、新潟・長野・山梨・静岡の4県の県内で東西が分かれる形となります。
フォッサマグナの境界線の特徴としては、地層の違いから実際に眼で境界線を見ることが出来ます。
特に山梨県早川町の新倉の糸魚川-静岡構造線は、国の天然記念物に指定されていて非常に有名です。
結局厳密な定義はない!

東日本と西日本の境目に関する説はたくさんありますが、それでも厳密な定義がされているわけではありません。
地域によっては違う都道府県なのに同じ地名があったりするなど、実は日本は地域区分も曖昧なことが多いです。厳密な定義がない以上、決まりというのがないのです。
まとめ
東日本と西日本は、それぞれ状況によって区分が違ってきます。どうせなら日本という陸地をスパッと切り分けて考えられば良いのですが、そう単純でもありません。
東日本と西日本を分ける厳密な定義はないので、数ある説の中でも自分が思う境目はどこなのか、そこだけ明確にしておくといいかもしれませんね。
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出典:Wikipedia(フォッサマグナ)
提供元・FUNDO
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