湯島天神、と聞いて思いつくのは何でしょうか? 菅原道真公? 学問の神様? 合格祈願? そんなイメージが強い湯島天満宮ですが、実は学問以外にもさまざまなご利益があるのです。今日はそういった湯島天神の知られざる魅力に迫っていきます!

目次
1. 湯島天神の特徴・歴史・御祭神・ご利益
2. 湯島天神へのアクセス

1. 湯島天神の特徴・歴史・御祭神・ご利益

まずは湯島天神の特徴から見ていきましょう。

1.1 特徴

湯島天神と聞いてまず思いつくのは菅原道真公という方が大半だと思いますが、菅原道真公がどんな人かご存知でしょうか? 詳しくは知らないかも......という方もいるかと思いますのでここでおさらい。

菅原道真公は承和12年、西暦でいうと845年に生まれた平安時代の貴族であり、学者であり、詩人であり、政治家です。

出世を重ねて醍醐天皇の時代には右大臣まで上り詰めたものの、左大臣の藤原時平に虚偽の告訴をされて福岡の太宰府へ左遷。現地でその生涯を終えてしまいます。

その死後に天変地異が多発したことから祟りをなしたと言われていますが、現在は学問の神様として広く親しまれています。

ちなみに湯島天神と道真公との関係ですが、室町時代に地域の住民の声によって道真公が祀られることになったようです。また、道真公にちなんで梅と梅祭りが有名になりました。

そんなストーリーから湯島天神は合格祈願のイメージが先行してしまいますが、江戸時代にはこの一帯は江戸の盛り場として栄えました。あまり知られていませんが、幕府公認の富くじを境内で売っていた、宝くじ普及の地でもあるのです。

1.2 歴史

湯島天神自体はもともと、天之手力雄命(あめのたぢからおのみこと)を祀る神社として1500年以上前の古墳時代に創建されました。

この神様は力や勝負事を司る神様で、そのご利益で宝くじの発祥の地となったのかも知れませんね。

境内は、あの歌川広重の「江戸百景」などの画題にもなりました。江戸時代以降の湯島天神と周辺は繁華街で、毎月10日、25日の縁日には遠方からも含め多くの人でにぎわったそうです。

1.3 ご利益

先述の菅原道真のご利益である学業上達に加え、天之手力雄命のご利益である勝運、強運アップ(試験合格・仕事運・スポーツ・就職・選挙・宝くじ運)や縁結び、結婚運アップのご利益があると言われています。

学生さんの志望校合格や就職希望の会社の内定祈願はもちろん、社会人の方でもここぞ! というときに突破力が必要な時は参拝してみてはいかがでしょうか?

1.4 どれが正しい名前?

ちなみに湯島天神は湯島天満宮、湯島神社とさまざまな名前を持っていますが、一体どれが正しい名前なのでしょうか?

正式名称は「湯島天満宮」。古い名前が湯島神社で、現在の通称が「湯島天神」。公式ホームページも「湯島天神」という記載がありますので、現在では「湯島天満宮」もしくは「湯島天神」と呼称するのが正解です。

2. 湯島天神へのアクセス

【東京】湯島天神で勝運アップを祈願!見どころや参拝方法について解説
(画像=『たびこふれ』より引用)

湯島天神へのアクセスは電車が便利!なぜなら最寄駅が5駅もあり、どこからでも徒歩圏内なんです。

もちろん車での来訪もOK。無料駐車場はないので、近くのコインパーキングをご利用ください。(駐車場の詳細は本記事の最後にある基本情報を参照)。