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カラスの種類1:ハシブトガラス
カラスの種類2:ハシボソガラス
カラスの種類1:ハシブトガラス
街中・森林に多いカラス
カラス1種類目のハシブトガラスは頭から尾っぽまでの長さが50〜60センチ・翼を広げた長さが1メートル弱・体重が500グラムから800グラムほどとなります。もともとハシブトガラスは森林に生息していたカラスです。ここ数十年で都市部にも生息域を広げている種類のカラスとなり、街中で見かけるカラスのほとんどがハシブトガラスだと言われています。
生態
ハシブトガラスの生態としては雑食性でなんでも餌にしますが、特に脂性の強い食べ物を好みます。電柱や木の上に巣を作り4月に産卵期を迎え、孵化してから1ヶ月ほどで巣立ちます。その後は3年ほど集団生活をしてから独立し、ペアで暮らします。寿命は野生で約10年、飼育環境では約20年とされています。非常に賢く、人間の生活物を上手く活用しながら私たちと共生している動物です。
カラスの種類2:ハシボソガラス
山里に多いカラス
カラス2種類目のハシボソガラスはハシブトガラスより少し小さいカラスで全長は50センチほどです。生息している地域もハシブトガラスと異なり、山里や農耕地など自然が多い環境にたくさん生息しています。人が住んでいる場所でも農村などを選んで住んでおり、よく動画などでも見られる車を利用してクルミなどの空を割って餌にするのはハシボソガラスです。
生態
ハシボソガラスの生態としては雑食性ですが、ハシブトガラスと比べると植物性の餌を好みます。産卵時期や巣立ちまでの期間はハシブトガラスとほとんど同じ生態です。全体的に小ぶりでクチバシが細く鳴き声が濁っているところなどで見分けます。