目次
【ヨーロッパ】ヒースロー空港でシステムトラブル、スカンジナビア航空は米破産法申請
 ・北欧3国(スウェーデン、 デンマーク、ノルウェー)
 ・イギリス
 ・ベルギー
【中東】エミレーツ航空、ドバイ~テルアビブ線開設
 ・アラブ首長国連邦

【ヨーロッパ】ヒースロー空港でシステムトラブル、スカンジナビア航空は米破産法申請

イギリス・ロンドンのヒースロー空港では6月17日、乗客の荷物を管理するシステムが故障し、乗客の荷物が空港の外にまで溢れ出しました。

コロナ禍におけるロックダウンで多くの従業員を解雇したため人手不足に陥り、システムのトラブルが重なって対応が追い付かなくなったとしています。

この影響により、ヒースロー空港は航空会社に対し、6月20日に予定されていた運航便のうち10%の欠航を要請し、約90便、1万5,000人に影響が出ると予想されます。

北欧3国(スウェーデン、 デンマーク、ノルウェー)

スカンジナビア航空は7月5日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したと発表しました。

コロナ禍で経営が悪化し、リストラにより業績回復を目指していたものの、パイロットによるストライキが運航に影響を与えました。

ストライキにより定期便のうち約半数が欠航となり、1日あたり約3万人の乗客に影響が及びました。

イギリス

ブリティッシュ・エアウェイズは7月5日、1,500便の運航を追加でキャンセルすると発表しました。

同社はすでに4月から10月までの定期便で10%削減を決定していましたが、 さらなる削減を余儀なくされました。

ベルギー

ベルギーでは6月23日、航空会社のパイロットや客室乗務員らがストライキを行い、3日間のストライキで数百のフライトがキャンセルされるとしています。

労働組合側は、水際対策が緩和されて旅行客が増える一方、人手不足で十分に休みを取れないと訴えています。

【中東】エミレーツ航空、ドバイ~テルアビブ線開設

中東では、アラブ首長国連邦のエミレーツ航空が、初のイスラエル乗り入れとなるドバイ~テルアビブ線を開設しました。

アラブ首長国連邦

エミレーツ航空は6月23日、ドバイ〜テルアビブ線を開設しました。

イスラエルへの乗り入れは初めてで、1日1便をボーイング777-300ER型機の新仕様機で運航します。

文・訪日ラボ編集部/提供元・訪日ラボ

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