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水神木のお話
菊池遺産姫井橋

水神木のお話

道の向こうがわに

秋が燃える頃、透明な水の上で、鯰の話に恋をした ~菊池市旭志弁利 乙姫湧水~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

大きな大きな木があります。姫井の水神木と言うそうです。これはムクノキ。昔むかしここの木の下から噴水のように水が湧き出していたそう。

秋が燃える頃、透明な水の上で、鯰の話に恋をした ~菊池市旭志弁利 乙姫湧水~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

伝承ですが、阿蘇の乙姫様が、ここの湧き水につながる近くの神社の泉を眺めていた所、突然増水した川に飲まれてしまいました。すると、大きな鯰が姫を背中に乗せて助けて、そのまま消えてしまったというお話があります。今回神社には行けなかったのですが、そのような伝承からこの地域は

秋が燃える頃、透明な水の上で、鯰の話に恋をした ~菊池市旭志弁利 乙姫湧水~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

姫井、と呼ばれているそうです。さっと姿を消した大鯰が素敵です。自己顕示欲高めの今なら

大鯰「溺れていた姫を助けた!」

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なんてなりそうですが、この美しい風景の中で大鯰のやさしさをそっと語りついで、きっとその鯰がまだいるかもしれないと思える程に透明な川を保っていきたいです。

菊池遺産姫井橋

そして、乙姫湧水のすぐ側に姫井橋というものがありました。

秋が燃える頃、透明な水の上で、鯰の話に恋をした ~菊池市旭志弁利 乙姫湧水~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

小さな橋でしたが、とても素敵な風景として残っております。

秋が燃える頃、透明な水の上で、鯰の話に恋をした ~菊池市旭志弁利 乙姫湧水~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

碑文には「同形式の橋梁(きょうりょう)としては、我が国で唯一大正期に架設され、まだ現存する中で最も古く極めて貴重である、」と記してあります。

秋が燃える頃、透明な水の上で、鯰の話に恋をした ~菊池市旭志弁利 乙姫湧水~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

美しい川と古い橋と田んぼと

秋が燃える頃、透明な水の上で、鯰の話に恋をした ~菊池市旭志弁利 乙姫湧水~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

泉とお姫さまと大鯰の伝説。

秋が燃える頃、透明な水の上で、鯰の話に恋をした ~菊池市旭志弁利 乙姫湧水~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

とんでもなく素敵な景色はわりと身近に転がっているなぁと、

秋が燃える頃、透明な水の上で、鯰の話に恋をした ~菊池市旭志弁利 乙姫湧水~
(画像=『肥後ジャーナル』より引用)

川べりに咲き始めた彼岸花に手を振って帰路に着いたのでした。

寒くなる前に是非お散歩がてらいかがでしょうか。

乙姫湧水

住所菊池市旭志弁利
駐車場なし
少し車が止められるスペースはあります。
近隣の方のご迷惑にならないようお気をつけください。

※記事中の情報は取材時点のものです。内容等変更になっている場合がございます。

文・ひらの/提供元・肥後ジャーナル

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