一投目からヒット

定刻の7時に出船。8時15分にポイントに到着して第1投。まずは妻のタックルで仕掛けの投入の仕方や小突き方などをレクチャーする。特に小突き方に関しては、筆者がやって見せてから彼女にかわってリズムをつかんで貰うようにした。しかし、潮が速くて釣りづらい。

その後、筆者が誘っているとジワーと重くなった。他の人も釣れていないし「まさか第1投目から?」と思いながらも渋糸を手繰ってくると軽くなる。根掛りでテンヤが取れたのかと思い妻にかわって引き続き手繰ってきてもらうと、隣の釣り人とオマツリしながら本命が浮上。

400gマダコ登場

丁寧にタモですくって400gのマダコをゲット。

船テンヤマダコ夫婦釣行でキロ級を好捕 ブームに流されない心が奏功?1匹目は400g(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

タコパ用のタコの調達に大成功!前回のキンメがボウズだったこともあり、とにかく凄くホッとした。ちなみに軽くなったのはオマツリしていたからだ。そしてこの場合の釣果は筆者か妻か迷うところ。タックルは妻、投入は筆者。誘いは協同。アワセは筆者。手繰りも途中まで筆者。取込みは妻。2人で1杯とカウントしたい所だが最後に取り込んだ妻の釣果とすることにした。

妻が700g本命を追加

その後ポイント移動。妻も要領を得た感じで投入し小突いている。しばらくするとしっかりアワセを入れて渋糸を手繰りだした。筆者が「乗ったのか?」と聞くと彼女は黙ってうなずいた。まさに真剣そのもの。一気に抜き上げたのは700gの本命。

船テンヤマダコ夫婦釣行でキロ級を好捕 ブームに流されない心が奏功?妻と700g(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

彼女が言うには「根掛かりではないのが分かった。ジワーっとくる感覚が違う」と。それが分かれば一人前だと思う。開始から30分で2杯と順調な滑り出しだ。次は筆者の番と意気込んで小突くが時間だけが過ぎて行く……。

筆者はミスを連発

根掛かりも少ないのでキャストして探っていると、ようやく自分にも乗りが訪れた。船べりから海面近くまで手を伸ばして体全体で思いっきりアワせると、ズシっとした手応えを感じた。それを見ていた船長がタモを構えている。がしかしバラシ。嗚呼……。

気を取り直して釣りを再開。仕掛けを回収すると今度はスナップが開いていてテンヤがない。新しいテンヤを付けて仕掛けを投入。ポイント移動のため仕掛けを上げると今度はフックをカバーするための塩ビチューブが付いたままだった。これではどんな人でも絶対釣れない。