復活が期待高まるマツダのロータリーエンジン。カスタムシーンでも、軽量・高出力で人気がありますよね。なかには3ローター、4ローターにしてしまうカスタムマシンも散見されます。しかし超高出力が必要なドラッグレース仕様には向かないともいわれていますが、そんな方向のカスタムをやってしまった人もいるようです…。

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3ローター3タービン、1600馬力の「RX-8」…!?

ドラッグレース発祥の地、アメリカでは当然こうしたドラッグ用のカスタマイズが盛ん。なかでも、高出力・高性能の日本車のターボエンジンが好まれており、80スープラに搭載されている2JZエンジンは高出力化した際の耐久性が高い事から、多くのチューナーに好まれているエンジンとなっております。

そんなドラッグレースの中に、すさまじい改造を施したRX-8が登場しました。エンジンを2JZに換装したRX-7なども存在しますが、今回紹介するRX-8は、ロータリーエンジンを用いたドラッグ仕様。しかもノーマルでは13Bの2ローターですが、これに一基加えて3ローター仕様とし、さらに一基あたりにビッグタービンを装備する「トリプルローター・トリプルターボ仕様」となっているのです。

「よろしくメカドック」に登場するRX-7も同様のカスタムをしたゼロヨン仕様マシンが登場しますが、あれは架空の話。それを実際作ってしまうどころか、1600馬力という高出力を発揮させているというのですから、カスタム内容が気になるところ。

それではこのロータリーモンスターの走りをチェックしてみてください。

【動画】ゼロヨン6秒台!強烈な3ロータートリプルターボ1600馬力のRX-8!!

米国メリーランド州の「Maryland International Raceway」に出場した際の映像のようです。動画にも映っているように、ビッグタービンが確かに3基、装着されています。すさまじい排気音…2ストロークのバイクにも似たサウンドですね…。矢のように直進していくRX-8の姿は異様な迫力があります…。

とにかく、ロータリーをあえて選択しドラッグレースに挑戦した彼らに拍手!ですね。