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お気づきになられましたか?阪急電車の今津線は西宮北口駅で分断されているのです!
阪急電車の今津線はその昔1本の線路でつながっていた!それがダイヤモンドクロスです!
お気づきになられましたか?阪急電車の今津線は西宮北口駅で分断されているのです!
こちらは今津線(西宮北口~宝塚間)ホームの行き止まり。

こちらは今津線(西宮北口~今津間)ホームの行き止まり。

今津線の西宮北口~宝塚間には引き込み線があり、朝夕のラッシュ時には梅田(宝塚)から直接今津線を経由して宝塚(梅田)へ向かう電車を運行しています。この写真では一番左側の線になります。
※この直通電車は西宮北口駅には停車しません。

今津線の西宮北口~今津間にも引き込み線があります。5号線ホームは2階にありますが、引き込み線は地上にあります。

阪急電車の今津線はその昔1本の線路でつながっていた!それがダイヤモンドクロスです!
僕も記憶にあります。阪急電車の西宮北口駅が平面交差していた時代を。当時、神戸に向かう電車の先頭車両にかぶりつきで見ていて、西宮北口駅が平面交差していたのを一度だけ見たのを覚えています。それがこんな感じです。

現在、西宮北口駅の南東にある高松ひなた緑地(西宮ガーデンズの北側)に記念碑が残っています。

そこにダイヤモンドクロスのことと写真があります。
『ダイヤモンドクロスからカリヨンへ~西宮北口駅の変遷~』
阪急西宮北口駅は、「神戸本線(梅田~神戸(上筒井)間」が営業を開始した1920年(大正9年)7月16日に開業しました。そして、1921年(大正10年)9月2日には西宮北口~宝塚間の「西宝線」が開通、神戸本線と西宮北口駅で結ばれました。その後、西宝線は、1926年(大正15年)12月18日に今津まで1.9km延伸され、阪神電気鉄道と連絡する「今津線」となりました。
今津線開業により、すでに開業していた神戸本線と西宮北口駅構内で平面交差することとなり、この平面軌道考査は「ダイヤモンドクロス」と呼ばれ、高速鉄道では全国唯一のものであったこともあり、鉄道ファンのみならず地域の方々に西宮北口駅の面物として長年にわたり愛されました。
しかしながら、人口の大都市集中に伴う輸送需要の拡大に伴い、輸送力増強・混雑緩和・安全対策が大きな課題となりました。そこで、神戸線においては、輸送力増強を図るとともに安全保安上のネックとなっていたダイヤモンドクロスの解消工事に取り組むこととなりました。
この工事はまず、西宮北口駅の橋上駅舎の中央部を新設する工事からスタートし、1984年(昭和59年)3月25日にダイヤモンドクロスの撤去、今津線の分断が完了しました。その後、工事は着実に進み、神戸本線ホームの延伸により、1985年(昭和60年)11月18日に特急車両の10両連結運転が開始され、輸送力増強に貢献することとなりました。
そして、1987年(昭和62年)4月6日に橋上駅舎は竣工し、2階コンコースには立柱式カリヨンも設置され、生まれ変わった西宮北口駅のシンボルとなっています。
なお、西宮北口駅のかつてのシンボルであったダイヤモンドクロスの一部を、皆様が今お立ちのこの看板の足元に埋め込み保存しています。【文章をそのまま転記】

こうやって斜めから見るとダイヤモンド(ひし形)に見えますね!

なお、1932年の西宮北口駅の写真(左)と右側は西暦が見えませんがあります。

この高松ひなた緑地には線路も埋め込まれていました。

そして枕木も。
