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2つのメリットをチェック!
デメリットも頭に留めておこう
2つのメリットをチェック!
①煙が少ない
![焚き火台や薪ストーブの「2次燃焼」ってどんな仕組み?メリット・デメリットをご紹介](https://cdn.moneytimes.jp/600/450/JoJbFbskqtsmhVovOtrHwcIefENNXpOT/0890cc5d-f9e6-4ee6-89b7-c64cb924b4d8.jpg)
2次燃焼によって得られる最大のメリットが「煙が少ない」というポイントです。1次燃焼だけだと、先ほどお伝えした通り燃え切らなかった可燃ガスが白い煙となってモクモクと立ち上がってしまいます。
本燃焼構造はその煙を燃やすことになるので、1次燃焼と比較すると圧倒的に煙が少ないのです。煙を吸って気持ち悪くなったり、気管支炎などで咳がすぐに出てしまう方でも安心して焚き火を楽しめます。
②灰も少ない
2次燃焼は効率が高いため、少ない薪で高い火力が得られます。結果的に、火を消した後に処理しなければならない灰の発生も少なくて済むでしょう。面倒に思える後処理が楽になるというメリットが得られます。
また、2次燃焼は薪をかなり燃焼できるのも特徴です。完全燃焼もしくはそれに近いほど燃えてくれるので、燃え残りも少ないというメリットが得られます。こちらもやはり、後処理が楽になるので大きなメリットだと言えるでしょう。
③薪が少なくて済む
![焚き火台や薪ストーブの「2次燃焼」ってどんな仕組み?メリット・デメリットをご紹介](https://cdn.moneytimes.jp/600/400/XdDAadUdXihHtMXaGDSDEOEkkNNxwQHA/6e9067e9-275f-4276-a37f-4f62fb84d5d4.jpg)
2次燃焼は燃焼効率に優れているので、薪が少量でも高い火力を得られます。用意する薪の量が少なくて済むので、荷物面や経済面においてもメリットが得られる燃焼構造だと言えるでしょう。燃料となる薪が少なくても一定の火力・大きな炎を確保できるので、薪を無駄使いせずに済みます。
デメリットも頭に留めておこう
①燃費が悪い
![焚き火台や薪ストーブの「2次燃焼」ってどんな仕組み?メリット・デメリットをご紹介](https://cdn.moneytimes.jp/600/312/iikLjtjOtTimhLShIjlYwrjTjINVjQlq/93d67802-f194-4d91-9a77-7beb379242b2.jpg)
メリットの③と少し矛盾する点ですが、2次燃焼はよく燃えるので、薪が燃え尽きるのが早く燃費が悪いです。短時間の焚き火を楽しむのであれば少ない薪で強い火力が得られるので便利ですが、長時間焚き火を使う場合は燃費が悪く感じてしまうかもしれません。
長く、じっくりゆっくりと焚き火を楽しみたい場合には向いていないと言えます。自分の使い方・焚き火・薪ストーブのスタイルとよく相談して使うかどうかを決めるのがおすすめです。
②製品そのものが重い傾向にある
2次燃焼を実現させるために空洞を作るという2重構造上、対応している製品はどうしても重くなってしまいがちです。アウトドアにおいて荷物の重さは非常に重要な要素です。少しでも軽量に収めたいという方は少なくないでしょう。
その観点からすると、2次燃焼に対応している製品は重量があるのがネックとなってしまいます。ただ、この点に関しては構造上仕方のないことです。できるのなら「そういうものだからしょうがない」と割り切ってしまいましょう。
持ち運びに苦労することも
![焚き火台や薪ストーブの「2次燃焼」ってどんな仕組み?メリット・デメリットをご紹介](https://cdn.moneytimes.jp/600/448/VZAsnxrruTxsnucnNNmDeXrGxZVuFMNx/a832ab79-ca1a-485a-bdd1-a0e7eaef52b0.jpg)
2次燃焼に対応している焚き火台や薪ストーブは、特にソロキャンプの場合に持ち運びにくく、辛い思いをする可能性があります。自分の体力や2次燃焼に対するモチベーションを冷静に考えたうえで、ソロキャンプに持って行くか行かないかを決定しましょう。
また、複数人でキャンプをする際も歩いて移動する距離が長い場合などはやはり持ち運びに苦労する可能性があります。事前にキャンプ場の情報などを確認したうえで選択するのがおすすめです。