予算1000万円オーバー
許可が下り、工事を開始したのですがそれからも手配した重機が現場に合わない・雨が降り現場が動けない・頼んでいた資材が予定通りに入ってこない等が重なり気付けば予定の半分も進まないまま工期が1ヶ月を切ってしまいました。
このままでは終わらないと安全よりも現場を進めることを最優先してしまったんです。その結果、現場内にある地主さんの家のL型擁壁を倒してしまいました。朝、現場に行った際に目の前が真っ白になりました。
地主さんの家に謝罪をしにいき倒れたL型擁壁の修繕等を約束しました。この時点で竣工日まで2週間しかありませんでした。
その後は土日休みなし・残業に来てくれている作業員の方、誘導員の方にお願いしました。発注者にも何とか工期を延ばしてもらえるように無理を言ってなんとか1週間延ばしてもらえました。
請負金額1500万円に対して実金額が2500万円掛かってしまいました。当然、社長・上司からは叱られましたが現場内で死者が出なくて良かったと言われ、ハッとなりました。
災害を起こし、死者まで出していたらと思うと今でも震えます。
それ以来、安全には特に気をつけるようになりました。
(30代・男性)
今回は、仕事でミスをしたエピソードについてまとめました。
文・MONEY TIMES編集部