得意先から大クレームで売上半減
試作品の納期が非常にタイトであったことで、出来る限り最短で試作品を作り、いざ得意先へ納品した後の話、得意先から大クレーム。
「仕様が違うじゃないか」
あり得ない、メーカー技術や出荷検査、更に弊社においても図面と照合して図面通りであることを検査し納入しており、仕様違いなどは全く考えられない状況でした。
原因を調査した結果、得意先から提示された最終図面と相違する図面でメーカーに発注してしまったことが発覚。
手違いで済む話ではなく、得意先の試作機の開発計画にも絡む話であり大問題に発展、当然ながら一刻も早く試作品を納めなければならない状況に至りました。
結局試作品を納入できたのは、納期に遅れること2日、この時点で完全アウト。
この大問題により、得意先では弊社の管理体制に対し大きな疑義を持たれることとなり結果、量産時は2社購買となり売上額も半減するに至りました。
当該案件に関わる損失は、再作成した試作品価格を含め約60万円+量産売上半減の5千万円超に至りました。
結果的には、競合他社の品質不具合により、売上は回復していったのですが、改めて社内間の連携等の重要性を再認識した次第です。
(60代・男性)
今回は、仕事でミスをしたエピソードについてまとめました。
文・MONEY TIMES編集部