千葉県館山夕日桟橋
房総半島最南端の館山湾中央に向かって東側から伸びている「館山夕日桟橋」は、近隣の有名な堤防と並んで、JR館山駅から徒歩15分程度とアクセスしやすく、電車釣行にもうってつけです。かつては、T字型の堤防全体が釣りに開放されていたようですが、現在は先端部以外が釣り可能となっています。
手すりのついた桟橋(堤防)なので、子供連れでも安心してサビキ釣りを楽しめます。ただし南側にしか竿を出せないほか、コマセ使用不可といったルールがあります。
![秋のサビキ釣りは想定外の大物ヒット率高し キャッチする対応策とは?](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/09/1ff2f3409c334eea711159c9cfc744c8.jpg)
アジの名所
水深は満潮時でも4m未満と浅いのですが、潮通しが抜群のポイントなので、イワシが回遊するほか、夕方以降はアジの回遊も。コマセをまかないで仕掛けを上下に揺らしてハリに掛かるのを待つ釣りのメッカになっています。
サビキにシイラがヒット
盛夏を過ぎたころ、JR内房線を乗り継いで昼過ぎに館山駅に到着。比較的すいていたのですが、夕日桟橋中央付近の釣り人の集まっていたポイントに入りました。南風が強く吹き抜ける立地が難点ですが、強風下でなんとかサビキ仕掛けを水面から沈めます。
しかし、アタリがあってもクサフグばかりで、いっこうに釣果はあがりません。日中はフグばかりでしたが、夕方になると、ハリ7号の仕掛けに、ウルメイワシが入れ掛かりに。午後6時過ぎには待望のアジやシマダイ、小型のマダイも登場して、テンションが上がります。
アイゴにシイラも
そのままサビキを上下すると、グイ!と強い引きが到来。ラインを切られそうになりますか、リールのドラグでこらえて巻くと、身体に毒ヒレのあるアイゴで苦笑い。
めげすに、仕掛けを再び沈めると、時合いなのか、隣の釣り人に立て続けにヒット!「また、アイゴか」と思うも、強烈な引きで走る獲物をリールのドラグでこらえて巻いて、一気に抜き上げたのはさすがの技。魚の正体はなんと緑色のボディーが美しいシイラ!ハワイでは、マヒマヒと呼ばれる回遊魚です。30cm以上ありましたが、なんとかキャッチできて至福の様子でした。
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夕日桟橋
千葉県勝浦漁港
翌週は同じ千葉県の外房地区の勝浦漁港を探ることに。JR内房線の勝浦駅から徒歩5分程度とアクセスが抜群なうえ、特急停車駅なので首都圏からのプチ遠征にうってつけです。
16時以降が釣り可能
外房地区では、多くの漁港で釣り人の駐車違反やゴミ問題などから釣りが禁止されています。勝浦漁港も例外ではなく、釣りが可能な時間は夕方4時以降のみと制限されています。
カツオの水揚げで有名な勝浦は、大型船も入るため水深が深く、広大な港となっています。立ち入り禁止区域を除いて約半分くらいが釣り人に開放されています。アジが回遊するほか、カンパチの幼魚「ショゴ」など青物でも有名です。
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