道民の森・一番川キャンプ場

札幌中心部より車で北へ1時間半ほどの場所に、道民の森キャンプ場があります。道民の森は青山ダム・神居尻・牧場南・青山中央・一番川・月形、と名の付く6つの地区から成り立ちます。各地区にそれぞれ特色があり、キャンプ可能なエリアが神居尻・一番川、月形の3地区になります。私が実際に行ったのは一番川キャンプ場ですので、ここに的を絞って魅力をお伝えします。

道民の森・一番川オートキャンプ場は、名前の通り、川沿いに設けられたキャンプエリアです。施設一帯がとても綺麗に整備されており、トイレも含めたエリア全体の管理が行き届いています。特にキャンプの代名詞と言っても過言ではないのが、トイレにびっしりとはり付いてしまう蛾の大群です。虫嫌いの方だと、その光景を見ただけで2度とキャンプに来なくなるかもしれませんが、当キャンプ場においては気にならないほど清潔でした。

また、他のキャンプ場と異なる点として、炊事場が豊富に存在することがあげられます。多くのキャンプ場では、施設内に大型の炊事場をいくつか設け、そこをめがけて利用者が集まってくるスタイルを採用しています。一方、当キャンプ場は個々のエリア内に小型の炊事場とテーブルがあるので、炊事場まで往復する必要がなく、とても利便性が高くなっています。

さらに、川沿いならではの魅力として「川釣り」も楽しむことができますし、子どもたちと一緒に体を使って遊べるエリアとして「体感の森」と呼ばれるスポットがあります。トンネルやジャングルジムなど、子ども心をくすぐるのみならず、家族のコミュニケーションを育むことができます。

鶴沼公園キャンプ場

北海道浦臼町にある鶴沼公園は、「鶴沼」を囲むようにレジャー施設が並ぶおススメのキャンプスポットです。温泉、道の駅、テニスコート、遊具広場、ボートなど、園内で過ごす時間楽しめる要素がたくさんあります。ボートは「スワンボート」と呼ばれるもので、アヒルの形をした船内に乗り込み、自転車のペダルを回す要領でボートを動かします。太ももの持久力がかなり必要ですが、大きな沼を足漕ぎボートで周るなんてめったに経験できないので、家族の思い出として記憶に深く残っています。

キャンプで一番困るのが、忘れ物をしてしまった時です。必需品を忘れることはあまりないのですが、例えば「焼肉のタレがない!」というような、ちょっとした忘れ物は誰にでもあります。ほんのちょっとのことでキャンプの楽しさが減ってしまうのは、非常にもったいないと考えます。鶴沼公園キャンプ場は、浦臼町中心部のコンビニやスーパーに近い上、キャンプ場のほぼ隣接した場所に道の駅・野菜直売所もあります。

大自然を楽しみたいキャンプは、どうしても森の奥深くに行かねばならず、近場で気軽に立ち寄れるお店が皆無です。その点こちらのキャンプ場なら気兼ねなく調達できるので、多くのキャンパーにとって魅力的な点ではないでしょうか。

【4選!】北海道でオススメしたいキャンプ場
(画像=『北海道そらマガジン』より 引用)