長良川へアユトモ釣りに出かけた。8月1日は大和地区ではすでに水位が平水になり厳しいと判断、下流へ車を走らせた。最初の狙いは八幡地区の下流部だ。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

長良川の鮎トモ釣りで24cm頭に「大アユ」乱舞 44匹手中で3kg超え

長良川でアユトモ釣り

ひまわりが満開で咲き誇り、夏真っ盛りだ。私が住む岐阜県郡上市を流れる長良川では、アユ釣りが最盛期を迎え、数、型ともに面白くなっている。しかし、それに伴い多くの釣り人が長良川に入川して釣りづらい一面も見え始めていた。

長良川の鮎トモ釣りで24cm頭に「大アユ」乱舞 44匹手中で3kg超えひまわり満開(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

この時期の長良川は、少し水が高い方がアユの活性が高く、サオ抜けも出来やすいため好条件になる。逆に水が減って渇水になると、どこでもサオが出せるようになり、サオ抜けが減って厳しくなることがある。

8月1日は下流へ車を走らせ、八幡地区の下流部へ。しかし、同じ考えの釣り人が多くいたようで、ここぞと思う流れには必ず先行者がいる。しかも時刻は午前8時。さすが激戦区郡上だ。だが感心している場合ではない。

美並地区でスタート

美並地区まで来た。深戸、相戸、赤池と狙っていた場所には必ず先行者がいる。さらに下流へ車を走らせる。吉田橋まで来た。橋上下の主要な流れには先行者がいた。橋上流100m辺りの岩盤の荒瀬には先行者がいなかったので、ここにエントリーした。見た感じ水が高いように思えたので、穂先はパワー穂先に変え、水中イトとハリはワンランク大きめをベストに忍ばせた。

長良川の鮎トモ釣りで24cm頭に「大アユ」乱舞 44匹手中で3kg超え吉田橋上流(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

まずは定石通り荒瀬の瀬肩からスタート。石色はきれいでアユも視認できる。押しが強いので背バリを装着して流れになじませる。ハリは7.5号3本イカリ。反応はあるがハリ掛かりしない。

23cm特大アユ顔見せ

そのまま待っていると、水中で掛かるのが見えた。追って掛かった感じではない。タモに収まったのは18cmほどの白っぽいアユだ。美並地区は基本的に午前中は掛かりが悪いので、これは想定内。この後、すぐに同じサイズを追加した。

長良川の鮎トモ釣りで24cm頭に「大アユ」乱舞 44匹手中で3kg超えタックル図(作図:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

今度はオモリ0.8号を追加して流芯脇になじませると、ガツーンと強烈なアタリ。デカそうだ。サオを絞り九頭竜返しで取り込んだアユは23cmクラスの特大アユだった。

この後は20cm前後を主体に、同じような流れで飽きない程度に釣れる。ハリは7.5号の4本イカリに変えていた。