目次
NFTの問題点
 ・法整備が十分でない
 ・ガス代(手数料)が高くなってしまう恐れがある
NFTの将来性
 ・マーケットプレイスの発展
 ・日本の大手企業や有名人も参入
 ・エンタメ業界での拡大

NFTの問題点

様々なメリットがあるNFTですが、活用にあたっての問題点もあります。ここからはNFTの問題点について解説していきます。問題点も把握したうえでNFTを活用していきましょう。

法整備が十分でない

NFTは急速に発展を遂げた分、法律の制定がまだまだ追いついていない状態です。グレーゾーンのNFTを発行したとしてもまだ法整備が整っていないため、法律違反にならないケースもあります。そのため、NFT関連で何かトラブルが起きた際に裁判などが起きる可能性も考えられます。このようなNFTに関する不正への法整備は今後の大きな課題となるでしょう。

ガス代(手数料)が高くなってしまう恐れがある

NFTの取引はイーサリアムと呼ばれるブロックチェーン上で行われるため、「ガス代」と呼ばれる手数料が発生します。この手数料はイーサリアムで取引処理するための利用料のようなものです。このガス代が高くなってしまう恐れがあるというのもNFTの問題点の一つです。ガス代はイーサリアム上の取引の多さによって変動するので、需要によって手数料が高くなってしまいます。手数料が不安定というのは取引する上で不安要素となるでしょう。

NFTの将来性

ここまでNFTのメリットや問題点を解説してきましたが、今後NFTの将来性はどうなのでしょうか?ここからはNFTの将来性について解説していきます。

マーケットプレイスの発展

NFTは急速に発展を遂げたためまだまだ新しい技術です。NFTを取り扱うマーケットプレイスも大きなものではなく、まだ発展途上のものが多い状態となっています。今後NFTがさらに普及し、それに伴ってマーケットプレイスが発展していくことで、多種多様なNFTが売買されるようになっていくでしょう。もしかしたら私たちの生活にもNFTが欠かせないようになってくるかもしれません。

日本の大手企業や有名人も参入

NFTは多くの企業や有名人も市場に参入してきています。日本の企業を例に挙げると、スクウェア・エニックスが「資産性ミリオンアーサー」というNFTデジタルシールをリリースしたり、吉本興業が「よしもとNFTシアター」という芸人のネタ動画コンテンツをNFT用に撮りおろし、販売したりしています。まだまだこれからも日本の多くの企業や有名人がNFT市場に参入し、NFTが身近になってくるでしょう。

エンタメ業界での拡大

NFTはゲームや音楽といったエンタメ業界でさらに発展・拡大をしていく可能性が高いと予想されています。現代でもブロックチェーン技術をベースに開発した「ブロックチェーンゲーム」というゲームがあり、NFTを活用してゲーム内で取得したアイテムを資産にすることができたりします。NFTが発展していくことで、エンタメ業界の拡大が見込まれる、でしょう。