手取り12万の生活費内訳

想像した通りかもしれませんが、手取りが12万円というのは年代や世代で比べてみてもかなり低い方であると言わざるを得ないというのが、データからも分かりました。しかし、そんな中で生活をしている方も実際に居るのが事実です。
一人暮らしの場合の内訳

まず、一人暮らしをしている場合の内訳を見てみましょう。特に日本国内で一人暮らしをする上では、最も生活費が高くなると言われている東京を居住地として選んだ場合の内訳が以下の通りとなります。
- 家賃:5万円
- 食費:3万円
- 通信費:1万円
- 水道光熱費:1万円
- 雑費:1万円
- 交通費:5千円
- 貯金:5千円

家賃というのは、月収の3割程度にとどめるのが理想的と言われています。12万円ならば3万6千円となりますが、東京で生活する事を考えるとかなり難しい金額になります。勿論、地方で生活する場合にはこの限りではないので、もう少し余裕はあるかもしれません。
仮に家賃を5万円とした場合には、趣味や娯楽にお金をかける事もままならなくなり、貯金にも回せなくなるほどに厳しい生活費の内訳となっているのが分かります。
手取り12万で生活している人の声

先に述べている通り、苦しい生活を強いられかねないとは言っても実際に手取り12万円の生活をしている人がいるのは事実であり「会社近くのシェアハウスに住んでいて固定費は6万円ほどで済んでいるけれど、一人暮らしは無理」という声があります。
「会社が家賃を6割負担してくれて、交通費も全額支給、形態もプライベートで社用のものを使っているので、固定費が5万円で済んでいる」という方もいるなど、会社側の福利厚生によって差はあります。
とはいえど、その制度や生活の工夫によって何とか固定費を抑え込んで生活をしている、という方が大半であり、やはりリアルに一人暮らしをしようというのは相当厳しいのが現実の様です。
手取り12万で結婚は可能?

手取りが12万円の方であっても安定した生活を送る手段の1つとして、結婚をするという方法があります。賃貸に住む場合であれば二人で家賃を分割できますし、諸々の生活費用も同棲をする分カットできるところがあります。
実際、手取り12万円でも結婚生活を送っていく事自体は不可能ではありません。リアルにそうした生活をしている方も居るでしょうが、問題は実際に結婚が出来るのかという話であり、結婚や子供を育てるという点を考えると、かなり厳しいところがあります。

結婚生活をし、特に子供がいる生活を想定している場合には、それなりの金額が必要です。女性の場合には特に異性に対しての収入面の条件を付けている人が多く、年収で言えば400万円から500万円ほどを求めているようです。
また、女性であっても年収は200万円から300万円程度の収入を得ている人が良い、という意見を持っている男性も一定数存在していますので、それを踏まえるともう少々の収入アップを考えた方が良さそうです。