千葉房総半島のほぼ中央に位置する養老渓谷。「房総の奥座敷」として四季折々の景観を楽しませてくれるほか、豊かな鉱泉に恵まれた温泉郷として身も心もリフレッシュさせてくれます。そんな癒やしの養老渓谷へ行って来ましたので、詳しくご紹介したいと思います。
1. 養老渓谷とは?
千葉県市原市と大多喜町(おおたきまち)を流れる養老川。その川沿いに形成された養老渓谷は、「房総の奥座敷」と呼ばれるほど秘境感あふれる豊かな自然と、黒湯(くろゆ)が特徴の温泉郷として有名です。
また、「関東一遅い紅葉スポット」として晩秋まで紅葉を楽しませてくれる房総きっての景勝地でもあります。

2019年9・10月、東日本を襲った度重なる大型台風や豪雨の影響で、甚大な被害を受けた養老渓谷。同年12月現在まで遊歩道など一部通行止めが続くほか、生々しい爪痕が今でもあちらこちらに残っています。しかし、地域住民による懸命な復旧作業で遊歩道が一部開通し、多くの観光客が「関東一遅い紅葉」を楽しむことができました。
2. 養老渓谷へのアクセス
それでは、養老渓谷へのアクセスについてご紹介します。

東京方面から内房回りの場合、JR京葉線・総武線快速で内房線に乗り継ぎ、五井(ごい)駅にて小湊(こみなと)鐵道に乗り換え、上記写真の養老渓谷駅にて下車。東京駅から2時間半~3時間半前後です。
また、特急わかしお号で東京駅から大原駅下車、そこからいすみ鉄道に乗り換えて上総中野駅で下車し、小湊鐵道に乗り継いで養老渓谷駅へ向かう約3時間半のルートもあります。
最新の運行状況は小湊鐵道HPをチェックしてくださいね。
車の場合、東京湾アクアラインから木更津東ICより、国道410号・県道160号・県道81号経由で約30分、館山自動車道市原ICから国道297号・県道81号経由で約50分、圏央道市原鶴舞ICからは約25分となっています。

養老渓谷内には、上記写真のように各スポットへのアクセスに便利な有料駐車場が数多く用意されています。料金は1日400~500円程度。一部、無料駐車場もありますが、各スポットから離れていることが多いので注意が必要です。自身の散策に都合の良い、最寄りの駐車場を賢く利用しましょうね。
電車でお越しの場合など、現地の足が必要であれば、養老渓谷駅前の観光案内所にてレンタサイクルの利用も可能です(電動アシスト自転車 3時間以内600円、1日1,000円)。

<里山満載タクシーのパンフレット>
また、なるべく疲れずに効率よく見て回りたい、そんな要望お持ちの方におすすめなのが「里山満載タクシー」です。
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小湊鉄道「里山満載タクシー」サービスの基本情報
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- 電話:0120-10-2731または0470-82-2731 ※電話受付時間は平日8:30~16:30
- 種類:通常タクシー(最大4名/1台)、ジャンボタクシー(最大9名/1台)
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<通常タクシー>30分3,040円、1時間6,080円
<ジャンボタクシー>30分3,370円、1時間6,740円