「あの海、今年はどんな感じかなぁ…」、「秋はどこに行こうかなぁ…」と考えているダイバーの皆さまへ、全国各地のガイドたちが今シーズンの現地の海情報を提供!
今回は、鹿児島県大島郡にマリンスポーツと宿泊の総合施設を構える、「ゼログラヴィティ」のガイド・栗原亮太氏(以下、栗原氏)にお話を伺った。
編集部 おすすめの海を教えていただけますか?
栗原氏 特におすすめなのは大島海峡内エリアの「嘉鉄(かてつ)」と「安脚場(あんきゃば)」です!
編集部
大島海峡は奄美大島と加計呂麻島の間にある幅約2kmの海峡ですよね。サンゴの生息する美しい海中景観が評価され、海峡全域が奄美群島国定公園に指定されたと聞きました。
最近の海の様子はいかがですか?
栗原氏 まず「嘉鉄」は、メインの根では魚影が濃く、お魚パラダイス状態!スカシテンジクダイ、キンメモドキ、リュウキュウハタンポがギュギュッと濃縮されており、カスミアジが捕食しに現れた時の魚のアクションも迫力満点です!また、キンギョハナダイやヨスジフエダイの群れもきれいですし、日本で見られる6種類のクマノミのうちトウアカクマノミという種以外は全部見られちゃいます。少し離れた根にはケラマハナダイの根があり、そこにはパンダダルマハゼちゃんもいます!水深も8mくらいで根の上が3〜5m。根の上以外は砂地で着底もしやすいため、このポイントは、ベテランのフォトダイバーから体験ダイバーまで人気のスポットです。
![【鹿児島県・奄美大島】ダイバー必見!2022年秋、全国各地のガイドたちが薦める海はここだ! 連載No.13](https://cdn.moneytimes.jp/800/533/gXBFhngCxTMBORhczHHzQVOpHozzYWlD/99bd45e9-5e04-4019-8976-d101117cfe78.jpg)
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栗原氏 次に「安脚場」はサンゴが所狭しとどこまでも続く場所です。温かい水温に包まれて、のんびりほんわかとサンゴの上を散歩できます。砂地に降りればガーデンイール(チンアナゴ)なども群れています。サンゴ好きにはたまらない世界ですね!
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栗原氏 「大和浜」と「清水」もおすすめのポイントです。「大和浜」には、コバンザメが秋から群れてきます。11月以降が特に増えてくると思いますが、生物につかず、砂地に寝っ転がってる“サボりまくり”のコバンザメが数十匹の群れで見られちゃいます。しかも丸々と太っている…。とても珍しい光景です。水深は15〜25mくらいにいるので、初級者でも見られる可能性が高いです!しかも浅場(3〜5m)にはキイロサンゴハゼというかわいいハゼちゃんがわんさかいます!アップで撮る(見る)と、ほっぺがほのかにピンク色…、見惚れてしますね!サンゴがずっと続く場所もありますが、着底できる砂地もありますので、そこでのんびりとウォッチングを楽しんでください!
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![【鹿児島県・奄美大島】ダイバー必見!2022年秋、全国各地のガイドたちが薦める海はここだ! 連載No.13](https://cdn.moneytimes.jp/800/862/IyALaPYMZaHSdTXMMnTQZUykelzMSWln/0fba924b-30cd-4b4d-9ce7-a31ab1db6ab5.jpg)
栗原氏 最後に「清水」。ここでは、まだこのエリアでしか発見されてない、めちゃめちゃレアなヤドカリ、スツボツノサンゴヤドカリちゃんに会えます。生きたサンゴを背負っている数センチの赤い体に白い足をしたヤドカリちゃん。めちゃプリティーですよー!また、イレズミミジンベニハゼも見られたりします!しかし水深が25mくらいなので、30mまでいけるCカード(ライセンス)をお持ちの方だけのご案内にはなります。マクロが好きな方は是非!