布にできるデザインだからいい、刺繍ならではの楽しみ方
「身につけられる、使える」というのがテキスタイルデザインの醍醐味と言える。アーティスティックデジタイザーを使えばコスプレなどを自作する場合もよりリアルな衣装が作れるだろう。アウトドアなどで自分のオリジナルロゴを刺繍する、といった使い方も良いかもしれない。デザインだけでなく糸の素材や立体感、縫い方を変えることで三次元的に楽しめるので、趣味としても深め甲斐があるだろう。
筆者は今回ハロウィーンに向けて娘の服をカスタマイズしたが、面白い機能を持った糸を使うことでよりコンセプトに合うものを作ることができた。蓄光の糸を使ったお化けのデザインは暗いところで光り、蛍光色を含んだマルチカラー糸を使ったジャックオーランタンはブラックライトに反応する。どちらもシンプルなデザインだが、素材の工夫で面白いものになって娘も大喜びだった。既成のデータを使ってもこうしたアプローチで楽しめるのが刺繍の魅力、ぜひやったことのない人もチャレンジしてほしい。
ミシンと刺繍ソフトを用意するとなると結構な額の投資になってしまう刺繍の世界。しかしその後の活用と満足度が高いので一考の余地がある。オリジナルアイテムの製作、コスプレへの活用、子供服のカスタマイズと以前よりも活用の幅が広がっているのは確かだ。ソフトウェアがサブスクリプションで購入できるようになれば一気に身近になるので、今後の動きに期待したいところ。かなりやり甲斐があり、実用性も高いので「自分のプロダクト」を持ちたい男子にはもってこいの趣味ではないだろうか。(ROSETTA・木村ヒデノリ)
■Profile
木村ヒデノリ
ROSETTA株式会社CEO/Tech Director、スマートホームブランドbentoを展開。
普段からさまざまな最新機器やガジェットを買っては仕事や生活の効率化・自動化を模索する生粋のライフハッカー。2018年には築50年の団地をホームハックして家事をほとんど自動化した未来団地「bento」をリリースして大きな反響を呼ぶ。普段は勤務する妻のかわりに、自動化した家で娘の育児と家事を担当するワーパパでもある。
提供元・BCN+R
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