釣り方と狙う場所

道具も完成し、まずは足元付近にあるゴロタ石の際に打ち込みます。雑誌やメディア等で調べるとアタリはウキが横に走ると本命の可能性が高いそうで上下に動くとエサ取りであるハゼかヌマチチブの可能性があるそうです。

ここで1つ大事なのがウキの浮力調整です。本来はある程度ウキが水面に顔を出すようにオモリ調整しますがこの釣りはオモリが底に着くように設定し、ウキの浮力を無くすことです。大体オモリが底に着いた状態でウキの位置は水面下に約ウキ1個分沈む状態にすることでエビ特有の横に走るアタリが分かりやすくなります。

狙う場所も汽水域の流れのあるところより、ゴロタ石の際や何かしらの障害物の陰などが主な生息場所になります。

宮城のテナガエビ釣りで本命好捕 東日本大震災後から釣れるように?ポイントのゴロタ石(提供:TSURINEWSライター菅野裕基)

ゴロタを狙う

ポイントなるのは上記写真のようなゴロタ石の周辺。時間帯によるがテナガエビが目視で確認できるときもあります。一見、どこを狙うか迷ってしまいますが……。

宮城のテナガエビ釣りで本命好捕 東日本大震災後から釣れるように?狙うポイント(提供:TSURINEWSライター菅野裕基)

狙うポイントは、基本的には赤く塗りつぶした場所、ゴロタ石の隙間や障害物の陰です。大まかなキーワードとしてあるのが、汽水域で流れのないゆるやかな場所、ゴロタ石や障害物のあるポイント……と覚えると場所探しが簡単になります。

宮城のテナガエビ釣りで本命好捕 東日本大震災後から釣れるように?ハゼ系の魚が多かったポイント(提供:TSURINEWSライター菅野裕基)

上の写真のようなところだとエサ取りであるハゼ系の魚が釣れることが多かったです。場合によるがテナガが壁沿いにいることもあるようです。

1投目から本命テナガエビ

仕掛けを投入して数分、水中を揺れるウキを凝視するとゆらーっと沖に動いたような気がしたので軽く竿を上げると竿先にピピッ、ピピッという生命感が。内心ドキドキしながら手元に寄せると…釣れました!本命のテナガエビが!!まさかの1投目で釣れちゃいました(笑)。

宮城のテナガエビ釣りで本命好捕 東日本大震災後から釣れるように?意外とあっさり釣れたテナガエビ(提供:TSURINEWSライター菅野裕基)

いやぁ、いつもはネットや雑誌でしか会うことのできないテナガエビを実際に釣ることができるなんて…自宅からすぐの水路で釣れるなんて…ちょっと感動です。

この日はせっかくなので持ち帰り美味しくいただくことにして、泥抜きのためミネラルウォーターを入れたバケツにエアポンプを取り付け泥吐きさせます、この作業は釣りの最中にも行い約1時間~2時間を目安に水の入れ替えをしたほうが臭みが少なくなるようです。