熊本市近郊のハゼ釣りがシーズンを迎えた。堤防から手軽に狙え、釣れる確率も高い。8月17日に釣行した時は、わずか1時間のサオ出しで納得の釣果に恵まれた。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
ハゼ釣りのシーズン
熊本市近郊のハゼは秋から初冬がシーズン。満潮前後にイソメをエサにしたちょい投げなどで狙う。型は10~15cmあり、時折20cm前後の大物がくる。潮次第では20~30cmのハゼクチ、セイゴ、イシモチなども交じる。
![熊本の堤防ちょい投げ釣りで20cm級を筆頭に「秋ハゼ」が入れ食い](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/08/5f8e288edd7665ea409a42d7768c4e71.jpg)
まずは熊本港近く
この日の満潮は正午ごろ(同県宇城市三角港)。これに合わせて午前11時ごろ、まずは熊本港近くの護岸をのぞいてみた。先客の邪魔にならないよう釣り座を構え、準備に。ハリは刺さりがよく、食い込みやすい流線の9号を選択し、ちょい投げで15mほど先に仕掛けを投入した。
リールを少しずつ巻きながら誘うと、すぐにアタリがきた。上がったのはリリースサイズのマハゼだ。型を狙って2投目。これは魚信がなく、3投目も反応がないことから、場所を移動することにした。
五番漁港
次に向かったのは車でわずか5分の四番漁港。ここも先客がいて、シーズンインの賑やかさ。やむを得ず隣接する五番漁港に行った。同港は外波止が空いていて、突端から釣りを再開した。
![熊本の堤防ちょい投げ釣りで20cm級を筆頭に「秋ハゼ」が入れ食い](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/08/a2c9fcd4311fc451aa7516d280409503.jpg)
足元で魚信頻繁
手返しすること3投目、ようやくアタリがきた。穂先がプルプルッと震え、軽くアワセを入れると、サオにのった。テンションをかけたままリールを巻き、そっと抜き上げたのは18cmほどのマハゼだ。このまま勢いにのるかに思えたが、後が続かないため、今度は足元を探ってみた。これが的中したのか、10~15cmが連発し始めた。
立ち位置をかえながら
同じ要領で20cm級も追加。少しでもアタリが途絶えると、立ち位置をかえる。すると、魚信が復活。これを繰り返し、数を重ねていった。
![熊本の堤防ちょい投げ釣りで20cm級を筆頭に「秋ハゼ」が入れ食い](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/08/4b598a03301f4c7cb943e49d558d2f86.jpg)
フッコのバラシも
この日のパターンをつかんだときだった。これまでとはまるで別物の引き。ドラグが鳴り、魚が止まらない。直後にジャンプしたのは50cmを超すフッコ(スズキの若魚)だ。しかし、ハリス切れにより取り逃がしてしまった。