第二新卒としての採用と中途採用は、「一度企業に入社して働いた経験がある人を採用する」という点においてはどちらも同じはず。では、企業や転職サイトは「第二新卒」「中途」の2つの言葉をどのように使い分けているのでしょうか?早速解説していきます。
目次
「第二新卒」「中途」の定義は?
第二新卒としての転職と中途採用、どちらが有利?
「第二新卒」「中途」の定義は?

(画像=『キャリアゲ』より引用)
まずは2つの言葉の定義をみていきましょう。
「第二新卒」に明確な定義はありませんが、おおよそ学校卒業から3年目までとされています。「学校」とは、厚生労働省が「若年者雇用を取り巻く現状」において述べている説明によると、高校、専門学校、短大、高専、大学、大学院のこと。浪人や留年などがあるため年齢を断定できませんが、おおまかに“学校卒業から3年以内の20代”といったところでしょう。
一方の「中途」は、過去に最低1社以上の企業に就職した経験がある求職者のこと。こちらも明確な定義はありませんが、社会人経験が3年以上あることをおおまかな定義としているところが多いようです。
以上のことから、「社会人経験が3年未満か3年以上か」はひとつの目安となることがわかります。
参考:若年者雇用を取り巻く現状(厚生労働省)
第二新卒としての転職と中途採用、どちらが有利?

(画像=(出典) photo-ac.com、『キャリアゲ』より引用)
第二新卒としての転職と中途採用のどちらが有利ということはありません。
企業側が「長期的視野を持って育てていける若手」を求めているなら第二新卒が有利といえますが、即戦力を求めているのであれば、はなから中途採用に力を入れるでしょう。
参考:第二新卒の就職・転職活動のやり方を理解する