今回は夏シーズンの静岡県・遠州、駿河エリアをレポートする。
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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 橋本康宏)
夏は青物回遊の季節
暑さ厳しい季節だが、釣り物が豊富な季節。中でも人気で釣りやすいターゲットが青物だ。夏場はワカシ(ブリの子)、ショゴ(カンパチの子)といった小型青物がメインになる。清水から東のエリアはシイラの子、ペンペンも回遊している。
![静岡のサーフでショアジギング堪能 ショゴにヒラメが顔出し](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/08/20220819cb2902.jpg)
駿河湾は水深があり、群れの数も多い。青物の数釣りが魅力のエリアだ。遠州灘も夏は小型青物が回遊する。しかし水深が浅いため群れの移動が速く、数釣りは難しい傾向にある。メインとなる魚種はワカシとショゴになる。遠州エリアにシイラの子は回遊していないが、30cmを超えるアジも狙え、ヒラメやマゴチもターゲットだ。
ルアー青物釣りのタックルとルアー
ルアーはデュオドラッグメタルキャストシリーズを用意。夏のサーフはメタルジグがメインになる。主に20gを使用し、風が強いとき、波が高いときは30gにローテーションする。メタルジグは小さめの方が、小型青物のバイトは得られやすいように思う。
ただし小さく軽いメタルジグでは、波が高い状況ではコントロールがしづらい。そのときは30gを選ぶ。ドラッグメタルキャストショットというブレード付きのメタルジグもラインナップされている。ブレードの輝きが効くこともあるので、他のジグに反応がないときに試してほしい。
表層を攻めるときはただ巻きでもいいが、基本的な操作はシャクってフォールさせるジャーク&フォールになる。レンジを探していくのもこの釣りの面白さだが、キャスト後は一度着底させてからの操作がオススメだ。
![静岡のサーフでショアジギング堪能 ショゴにヒラメが顔出し](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/08/20220819cb2903.jpg)
タックル
ロッドは10ftのやや軟らかめを用意。操作する釣りなので9ftでもいい。サオが硬いと軽めのジグが操作しにくい。
リールは3000~4000番。ハイギアがオススメだ。ラインのフケの回収や、ジグの操作においても有利になる。ラインは0.6~1号のPEライン。細い方がよく飛び広範囲を攻められる。リーダーはフロロカーボンラインの3~5号。根のあるポイントでは太めがいいだろう。
清水三保サーフでショゴ
清水、三保エリアのサーフへ8月1日に釣行。ここは三保の松原があり観光名所だ。当日はドラッグメタルキャストスリム20gで、底付近での操作にショゴのヒットが連発。風が吹き、波が立ってきてからは30gに交換し、しっかり底付近を攻めることで釣果を伸ばせた。
小型青物はマヅメ時の薄暗い時間帯よりも、日が照ってくる時間にヒットすることが多いように思う。暑さが本格化する時間なので、熱中症対策には十分注意していただきたい。