マイナポイントは4人に1人以上が「PayPay」を選択
マイナポイント第2弾で最大となる2万円分の還元を受けるには「マイナンバーカードの新規取得等」「健康保険証としての利用」「公金受取口座の登録」のすべてに申し込む必要があるが、実際の申し込み状況はどうなっているのか。この中で「マイナンバーカードの新規取得等」については「申し込んだ」と回答した人が52.2%にものぼり、約半数がすでにマイナンバーカードを持っているという結果となった。
新規取得時に行なうキャッシュレス決済サービスの登録では「PayPay」が27.2%を占めており圧倒的な1位となった。続いて「楽天カード」が15.3%で2位、「WAON」が13.1%で3位に。選んだ理由としては「ふだん利用しているキャッシュレス決済だから」が53.8%で最多となっており、楽天やイオンの浸透具合をもってしてもPayPayの強さには勝てないようだ。
しかし、健康保険証や公金受取口座の登録についてはもう一段階ハードルが上がるようで、「申し込んだ」と答えたのは「健康保険証としての利用」が34.9%、「公金受取口座の登録」が31.6%にとどまった。既存の健康保険証で事足りていたり、自身の口座情報を渡すには情報管理の面で不安があったりとまだまだハードルが高いようだ。
政府は2023年3月末までにほぼ全国民にマイナンバーカードを行き渡らせるという目標を掲げている。現状を見ると“無謀な目標”と言わざるを得ないかもしれない。
出典元:2022年8月マイナポイント利用状況に関する調査【ICT総研】
※サムネイル画像(Image:Alim Yakubov / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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