明石沖でボート尺アジ釣り
尺サイズは、マダイなら普通で、青物はツバスでも尺超。それが、アジとなると尺超はなかなかのハードルですが、今はそれが狙え、おまけに脂がのっておいしい。
私はこの「おいしい」というのが好きで、そのために釣りをしているようなもの。おいしい魚を釣りたい。シラスやイカナゴをエサにしているので、当然脂がのってうまさは上々です。マルアジはうまくないという向きもありますが、明石沖はエサがいいのか、マアジと比べても十分なおいしさです。
回遊してくるアジを釣ります。この回遊の群れが、来ない!群れが小さい!などのムラがあるのは仕方なしで、そう毎回に良型ばかりとはいかないようです。
![明石沖ボートサビキ釣りで尺超えアジ手中 コマセ不使用の釣り方とは?](https://cdn.moneytimes.jp/690/426/uwVShXvKRgNJVuZOIMzMAhqizOlkgeCM/08c59f41-0a44-4a44-9d47-159d1fcb5b18.jpg)
サビキ仕掛けでアジ釣り
アジは、根につくことが多いですが、ここでは回遊性です。シラスの群れを追いかけたり、イカナゴが砂から頭を出すタイミングに食ったりするので、エサ場で時合いを待ちます。
兵庫県条例で船からの沖釣りでは、まきエサ禁止です。よって、所々に根があるような砂地の海底で、水深80~90mの底層で待ち受けます。砂地の海底から2mくらいまでのタナで、サビキ仕掛けのオモリで底をトレースします。
この水深だと人の目には光は感じないそうですが、魚には見え、光の少ない海底で派手めのサビキ仕掛けがわずかな光を放ち、魚は俄然食ってきます。だから、サビキは、地味なサバ皮ではなく、オーロラとかブライトンだとかいうような派手めを使います。
群れがくれば、派手なサビキが発する光に目がけて食うので、オモリを底にトレースさせ、適宜サオ1本分シャクる誘いを入れた後、仕掛けを下ろしていくと食ってきます。
![明石沖ボートサビキ釣りで尺超えアジ手中 コマセ不使用の釣り方とは?](https://cdn.moneytimes.jp/690/359/hyfFstJGJqzWGEZrUuvmYonbRoQuEmvi/97261284-8ddb-4e7d-97f1-7ff73e93c77d.jpg)
潮の流れとオモリ号数
さて、80~90mもラインを出しているとその潮の抵抗は強く、どうしても仕掛けを浮かせてしまいます。ラインは、1.0~1.5号までを使用して少しでも潮切れをよくしますが、潮が2ktも流れたら万事休すです。潮がゆったり流れる日が狙い目です。
また、潮が緩くても風が逆だと、風に弱いボート釣りはかなり苦戦します。潮は動かないと食いませんが、動き過ぎは水深なりの条件があり、何回かは釣りが成立できませんでした。