仕事で「大きなミス」をしたことはありませんか?
今回はそんな仕事でミスをしたエピソードについてMONEY TIMES編集部が取材しました。

電気工事士2年目

電気工事士として働きだして少しずつ手馴れてきた2年目の夏の出来事です。
その日は工場の中の一部エリアの電気を停電し大元のブレーカーを交換するという作業内容でした。
先輩方の指示のもと、順調に作業に取り掛かっていました。今回の作業は、脚立を用いて、3 mほどの高さの場所での交換です。交換する数が多かったため一人で作業をしていました。

ブレーカーの感電防止の蓋は、スライドして横にずらせれるような形状のもので、スライドしようとしたところ。油を取り扱っている工場であるせいもあってか、油がギトギトでふたが開きませんでした。

先輩方に相談しようと話をしに行くと、忙しそうな顔で「なんでそんなんもできひんのや」と怒られ、あまり人に腹が立たない私ですが、先輩の態度にかなりイライラしました。しかし、グッと堪えて我慢し、そのときはもう一度チャレンジしようと作業場に戻りました。

だんだん腹が立ってきて…

最大限の知恵を生かし、いろいろな方法で試しましたが一向に開く気配がなく、そこで先ほど先輩に言われた言葉を思い出して、だんだん腹が立ちハンマーでブレーカーの蓋をたたいてしまいました。

するといきなりすごい光とすごい音がしました。
一瞬何があったかわからず、目が見えなくなり耳も聞こえなくなりました。気がついた時には、先輩方に保護されていました。

工場の中なので高電圧440 Vをショートさせてしまいました。ハンマーの頭が飛んでしまうほどの衝撃でした。
すべての機器が止まり、損害で5000万円程度と何年か後におしえてもらいました。私は3メートル程度の高さで作業をしていましたが、下に落ちずに済んだのが不幸中の幸いです。

今では経験年数10年ほどですが、なぜ停電中と指示された場所での仕事だったのに、電気が通っていたのかなど、今になって不可解に思うことがたくさんありますが、ブレーカーを金属製、電気の通してしまうハンマーで叩いた私が全て悪いのです。今では貴重な経験だったと思います。

(20代・男性)

今回は、仕事でミスをしたエピソードについてまとめました。
どんなに腹が立っても自分の感情をコントロールする「自制心」が大切ですね。

文・MONEY TIMES編集部

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