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根室の魅力3:道の駅がある風蓮湖
根室の魅力4:港町根室の夕焼けと街並み
根室の魅力3:道の駅がある風蓮湖

風蓮湖(ふうれんこ)は、根室市街を中心に納沙布岬とは正反対の方向にあります。面積59.01平方kmもある大きな湖ですが、途中に道の駅 スワン44ねむろまでは、根室駅から公共交通のバスで行けるので、午後に行ってきました。ただバスの本数が限られており根室駅15:19発のバスで移動しました。
途中、温根沼(おんねとう)大橋を越えることもあり、車窓から温根沼の様子も見られます。ちなみに風蓮湖は海とはつながっており、海水と淡水が混じった汽水です。道の駅に到着したのが15:37。バス停から歩いてすぐの展望台からは春国岱(しゅんくにたい)と呼ばれる島が目の前に見えました。

風蓮湖の名前の由来は「フーレ・ペツ(赤い川)」からきています。1993年に国指定風蓮湖鳥獣保護区に指定、2005年にはラムサール条約に登録されました。エゾジカやハクチョウの越冬地、タンチョウの営巣地など自然の湿原の重要性が高い湖ですが、自然が豊かであるためか熊が出没。現在、展望台を除く外の遊歩道の通行が禁止されています。

道の駅スワン44ねむろは、日本最東端の道の駅。中にレストランがありますが、営業時間が11:00~15:30(11月~3月は14:30)までのため、納沙布岬をお昼のバスに乗ってからの行程では間に合いません。ただ、ショップは17:00(11月~3月は16:00)まで営業していたので、代わりにコーヒーを味わいました。
根室の魅力4:港町根室の夕焼けと街並み

根室市街は港町でサンマの水揚げが日本一。それほど大きな街ではないので根室駅から歩いて海辺に到着できます。夕暮れ時の根室の港町は人がほとんどおらず、珍しい動物、キツネの姿が見られました。
夕焼け空から見える根室の港町、先端の望遠鏡と防波堤の中ほどに島影が見えます。これは弁天島で根室港の目の前にあるので、自然に防波堤の役目を果たしていました。

弁天島には市杵島神社が祀られており、市杵島比賣神(いちきしまひめのかみ)をはじめ3柱の神々が祀られています。江戸文化年間に、北方漁業開拓者であった高田屋嘉兵衛が大漁を祈り社宇を建立したのが始まりです。残念ながら例大祭の日に出る船でのみ参拝が可能とのこと。
また弁天島の晴か沖合に特徴的な山形をした島影がはっきり見えます。位置を確認すると国後島・羅臼山らしい山影が見えました。

海から離れて町の方を歩いてみました。港町の雰囲気がある根室の繁華街に、ロシアの影響を受けた料理店やバーがないか見てみましたが、歩いている限り見つかりませんでした。また繁華街は営業していましたが、静かです。現在ロシアとウクライナの間で行われている紛争の影響が大きいのかどうかはわかりません。