20cm級超え良型アジも登場

この日は、小潮で満潮の潮止まりが9時30分。徐々に潮が動かなくなり失速。船長は頃合いを見計らい、潮止まりでも潮が効く瀬際のカケアガリポイントへ移動。

ここでもアタリが続くが、潮が弱いので底にいるイトヒキハゼやトラギス、メゴチが多く掛かってくる。そんな時、背後のベテランが20cmオーバーのアジを釣り上げる。

東京湾の船シロギス釣りで初挑戦者も本命好捕 船中最大は26cm級
(画像=ゲストに良型アジ(提供:週刊つりニュース関東版APC・野田栄)、『TSURINEWS』より 引用)

そして、釣りが初めての女性にピンギスが上がり大喜び。この人は魚のハリ外しやエサ付けにも挑戦し「痛い、まれたよ」とイソメと格闘しながら一生懸命頑張っている。その甲斐があり良型アジも釣り上げ「この魚何ですか?」

東京湾の船シロギス釣りで初挑戦者も本命好捕 船中最大は26cm級
(画像=初チャレンジでゲット(提供:週刊つりニュース関東版APC・野田栄)、『TSURINEWS』より 引用)

2カップル4人組のなかで唯一釣り経験者のリーダーは「僕より釣ってますよ」と困惑顔。ハリを呑み込まれると「外せません」と私にサポート要請。魚に息を吹きかけ、一瞬でハリを抜きさるパフォーマンスをして見せると驚きのどよめきが。

26cm級顔見せ&生放送突入

そんなこんなで、ラジオで私がパーソナリティをしている釣り番組の生中継がある10時16分に。オンエア数秒前に胴の間でこの日いちばんの25.6cmが上がるが、画撮りできず生放送に突入。

目の前のジャンボ級シロギスの実況からスタートし、皆さんにインタビュー。この日も皆さんが釣れていたので「面白いです」、「楽しいです」。極めつけは初挑戦の女性で「釣りにハマっちゃいました。また来ます」と釣りガール誕生の瞬間も電波に乗せ無事終了。

東京湾の船シロギス釣りで初挑戦者も本命好捕 船中最大は26cm級
(画像=本命に笑顔(提供:週刊つりニュース関東版APC・野田栄)、『TSURINEWS』より 引用)

このころから下げ潮が効きだした。私はアジ回遊に備えて常備してある、自製のサビキ3本仕掛けをシロギス仕掛けの上に付け、上下にゆっくり誘いをかけアジ狙い。これが功を奏し22、23cmの一荷。ベテランの人は良型シロギスの一荷&連釣と絶好調に。

最後はアジとシロギスの一荷で11時に納竿。皆さん「もう少しやりたかったね」と後ろ髪を引かれる思いで帰港となった。

船中釣果は13~26cmシロギス4~25尾。私は19尾に18~23cmアジ11尾。潮止まりがあっての釣果なので、いい潮に恵まれれば魚影も濃いので大いに期待できる。

<週刊つりニュース関東版APC・野田栄/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
進丸

この記事は『週刊つりニュース関東版』2022年8月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。

提供元・TSURINEWS

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