目次
■平成レトロとは
■平成に流行った懐かしのグッズ
 写ルンです
 たまごっち
 ガラケー
 カセットテープ

いま、平成初期に流行ったものを懐かしむ「平成レトロ」という言葉が、大きな注目を集めていることをご存知だろうか。平成レトロブームを牽引しているのは、1995年以降に生まれた「Z世代」と、1980~1995年生まれの「ミレニアル世代」の2つの世代だという。

男の隠れ家デジタル読者の中には30~40代も多く、ちょうど子ども時代に平成カルチャーを経験した、ミレニアル世代にあたる。

そこで今回は、現在30~40代のミレニアル世代が「これ持ってた!」「流行ってた!」「懐かしい!」と共感できる、平成の懐かしグッズを紹介しよう。

■平成レトロとは

平成レトロブームとは、平成初期~中期頃(1989~2010年頃)に流行ったグッズや、ファッション、娯楽などを懐かしむ風潮のことだ。冒頭でも少し触れたが、平成レトロブームを広めているのは、主に「Z世代」と「ミレニアル世代」だと言われている。

Z世代とは、1995~2010年頃に生まれた人を指す。スマホやSNSを使いこなし、デジタルが当たり前の環境で育ったZ世代には、自分たちが生まれる前に流行ったアナログなものは、逆に新鮮味があって「エモい」と感じるのだそうだ。

一方、1980~1995年生まれのミレニアル世代にとって、平成初期のトレンドは、子どもの頃や青春時代に身近に触れたものばかり。令和になり、ミニマルで効率の良いことが重視されるようになった昨今、あの「ちょっと不便」だった平成を懐かしみ、思いを馳せるミレニアル世代が増えているのだ。

■平成に流行った懐かしのグッズ

「こんなのあったよね…」平成レトロブームで再燃する懐かしのグッズ7選!
(画像=『男の隠れ家デジタル』より引用)

ここからは、平成初期~中期に流行ったグッズを紹介する。すでに生産が終了した懐かしのグッズから、人気が再燃してリバイバルした商品まで、いま話題の平成レトログッズを集めた。

「そういえばそんなもの流行ったなぁ」なんて当時を振り返りながら、読み進めてみてほしい。

写ルンです

写ルンですは、平成初期に大ヒットを記録したレンズ付きフィルムカメラだ。カメラ付き携帯が普及するまでは、いつも写ルンですを使っていたという人も多いだろう。売り上げのピークは1997年で、2012年に生産を大幅に縮小して以降、その姿を見かける機会もほとんどなくなっていた。

しかし近年、平成レトロブームをきっかけに、写ルンですが再びブームに。「程よい画質の粗さが良い」「レトロな写真が撮れる」など、そのアナログ感に魅せられる若者が続出している。

たまごっち

社会現象にもなった、キーチェーン型の小型電子ゲーム。餌を与えたり、トイレのお世話をしたりして、自分好みのキャラクターを育成するというシンプルなゲームだ。子どもから大人までみんなたまごっちにハマり、ブーム最盛期は入手困難な状態が続いた。

その後、徐々に売上が低下して一度は生産が終了したものの、2004年に再販売をスタート。最近では、平成レトロブームに合わせて、初代たまごっちの復刻版も販売され、Z世代を中心に堅調に売上を伸ばしている。

ガラケー

平成に流行っていたものといえば、ガラケーも忘れてはいけない。何度もセンター問い合わせをして、メールの返信を確認した、というミレニアル世代も多いのではないだろうか。

3G回線のサービス終了が決定し、もはや絶滅危惧種ともいえるガラケーだが、ここ数年、あえてガラケーを持つZ世代が増えている。SNS上では、ガラケーを片手に持って「平成っぽい」写真を撮ることが、最新のトレンドになっているそうだ。

カセットテープ

平成初期、録音用CDやMDが普及する前は、カセットテープで音楽を聴くのがメジャーだった。曲が欠けないようにテープの収録時間を入念にチェックし、録音後は、インデックスカードに手書きで曲名を書き込む……、という面倒な作業を毎回繰り返していたものだ。

実はカセットテープも、レトロブームの影響を受け、再び注目を浴び始めている。その不便さやアナログな音質が、若者にはかえって新鮮に感じられるのかもしれない。