過去のデータを参考に

例年通り春から初夏にかけて黒鯛は春の乗っ込みシーズンになる。多少の時間のズレはあっても必ずこの季節になると始まり最盛期に突入して行く。その時の釣れるパターンはだいたい決まっており、年々環境は変化するわけでもない。

筆者は20年ほど特定の堤防だけ釣れるパターンを記録しているが、やはり釣れた時のポイント、潮、水温、エサなどは毎年合致している。特に乗っ込みシーズンに限って筆者のデータでは3月末から4月の2週目に爆釣する傾向が強い。それを参考に産卵前のグラマラスで重量感のある黒鯛を爆釣している。

それから少し落ち着き夏の最盛期を迎え秋からパタリと堤防からいなくなり、春になるとまた帰って来る。黒鯛は警戒心が強い魚と言われているが、魚ならどれもそう。魚は人間に釣られまいと必死に知恵比べしている。道具を仕立てあの手この手で魚と対峙するのは、どのジャンルも楽しい。特に黒鯛は非常に身近な魚で仕掛けも究極にシンプルなので初心者が入門しやすい。本格的に始めてみたい方は是非参考にしてほしい。

<石田一聖/TSURINEWSライター>

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提供元・TSURINEWS

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