2022年3月に大人気YouTuber「東海オンエア」てつやさんの愛車が盗まれた。1,500万円の愛車で、被害届を出したのち、車に乗せていた中身だけが捨てられていたとのこと。このように、高級車は窃盗団に狙われやすく、車の盗難防止策が必須だ。そこで今回は、盗難手口や対策を紹介しよう。

どんな方法で盗む?手口を知ろう

まず、「リレーアタック」という方法。車から遠くにある電子キーの電波を増幅し、車の近くに電子キーがあると錯覚させて、ドアを解錠したりエンジンを始動させたりできるのだ。

他には、「コードグラバー」と呼ばれる、使用時の電子キーの電波を傍受してスペアキーを作る手口もある。車の持ち主が解錠する際に電波を傍受するのだが、100メートル以上離れた場所からでも傍受が可能だという。

「CANインベーダー」という方法もある。最近の車には多くのコンピューターが搭載しており、そのコンピューター同士のコミュニケーション方法であるCAN通信を悪用しているのだ。CANインベーダーでは、CAN通信に侵入して解錠やエンジンを始動させる。

こういった手口に対する、盗難防止策を見ていこう。

対策1:電子キーの電波を遮断

リレーアタックを防止するためには、電子キーの電波を遮断する必要がある。電波を遮断する専用のケースや金属製の箱に入れて保管するとよい。

対策2:ホイールロックやステアリングロック

コードグラバーに対抗するためには、ホイールロックやステアリングロックがおすすめだ。ホイールロックやステアリングロックとは、タイヤやハンドルにロック装置を装着すること。

簡単に盗難できず他の人に目撃される可能性が高まるため、対策のある車の盗難は、窃盗団が敬遠する傾向も強まるだろう。

対策3:セキュリティシステムを導入

CANインベーターに完璧に対抗できる対策は、残念ながらまだない。物理的な対策として、ホイールロックやステアリングロックの装着が必須だ。セキュリティシステムを装着すれば、不適切な侵入の際に、光や音を出して車に異常があることを周囲に知らせることは可能だろう。

対策を1つに絞るのではなく複数講じるのがおすすめ!

CANインベーターをしながらリレーアタックをするなど、窃盗団は複数の手口で窃盗を行うこともある。どの手口を使うかは、車の所有者は分からない。愛車を守るために、盗難防止策は何重にも行う必要があるだろう。

文・山村望愛

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