第2弾申し込みは第1弾の時点でほぼ決まる?

第1弾にも申し込んだ“リピーター”が多くなることは、事前の調査でもその可能性が浮かび上がっていた。日本トレンドリサーチが5月に発表した「マイナポイント事業に関するアンケート」によれば、マイナンバーカードを持っている・作る予定があるとする回答者に対して「マイナポイント第2弾に申し込もうと思いますか?」と質問した結果、「申し込もうと思う」は63.9%になったという。

マイナポイント第2弾、カード交付率伸び悩みは5月の“とある”アンケートの通り!?
(画像=(「日本トレンドリサーチ」調べ),『オトナライフ』より 引用)

そして「第1弾に申し込みをした」という回答者に限ってみればその割合は75.2%にアップしていた。実に4人に3人が「申し込む」というのだ。一方で、カードは持っている・作る予定はあるが「第1弾には申し込みをしていない」という人では「申し込む」は32.0%に減少。つまり「第1弾に申し込んだ人は第2弾も申し込み、第1弾で申し込まなかった人は第2弾も申し込まない」という二極化が進むであろうアンケート結果が出ていたのだ。

マイナポイント第2弾、カード交付率伸び悩みは5月の“とある”アンケートの通り!?
(画像=第1弾の申し込みの有無で「申し込もうと思う」は半減し、「思わない」は3倍以上に(「日本トレンドリサーチ」調べ),『オトナライフ』より 引用)

これはすでにカード所持意向のある人を対象とした質問のため、カードを所持していない人であればさらに「申し込みをしない」に傾くことが考えられる。その答えが今回の「新規取得80万件」という結果に現れていると言えそうだ。

第2弾では、「健康保険証としての利用申込み」「公金受取口座の登録」というマイナンバーカードと各種情報を紐づける、という役割もあるだろう。その役割はしっかり果たしていると言えそうだが、新規取得を伸ばす施策はそろそろ別の方法を考えたほうがいいのかもしれない。
これから国がどんなアイデアでマイナンバーカード未取得者を振り向かせようとするのだろうか。その動向にも注目していきたい。

出典元:マイナポイント第1弾に「申し込みをした」方の75.2%が、第2弾も「申し込もうと思う」【日本トレンドリサーチ】

出典元:マイナンバーカード交付状況について【総務省】

※サムネイル画像(Image:筆者撮影)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

【関連記事】
ドコモの「ahamo」がユーザー総取り! プラン乗り換え意向調査で見えた驚愕の真実
【Amazon】注文した商品が届かないときの対処法を解説!
COSTCO(コストコ)の会員はどれが一番お得? 種類によっては損する可能性も
コンビニで自動車税のキャッシュレス払い(クレカ・QRコード決済)はどの方法が一番お得?
PayPay(ペイペイ)に微妙に余っている残高を使い切るにはどうすればいいの!?