5. 礼文島の自然を守るために

(画像=『たびこふれ』より引用)
礼文島はその大部分の面積を国立公園が占めています。
礼文町、環境省、林野庁など、国の様々な機関が関わっていて、みんなで礼文島の自然を守っているのです。
レブンアツモリソウは以前、島の様々なところに咲いていたそうです。
しかし、1980年代に盗掘が相次いだせいで、数が非常に少なくなり、今では絶滅のおそれに晒されています。
そのため、1994年には「種の保存法」により特定国内希少野生動植物種に指定されています。
さらに環境省の定めている、絶滅のおそれのある野生生物の種のリストである環境省レッドリストにて、絶滅危惧IB類にも分類されています。
またレブンアツモリソウ群生地自体も、学術上貴重な自然物の保護を目的とした、北海道の天然記念物に指定されており、レブンアツモリソウがいつまでも花開く未来のために、様々な活動が行われています。

(画像=『たびこふれ』より引用)
こちらは礼文島の花や自然を守るための「礼文島リボンプロジェクト」。
一口1,000円から募金ができ、寄付してくれた方には礼文島の花を象ったバッジをプレゼントしています。
礼文島の自然や植物を、いつまでも綺麗に残していきたいものです。
6. 終わりに
いかがだったでしょうか?
レブンアツモリソウの開花を祝うこちらのイベントは毎年の5月下旬に開催されています。
もしも、いつ礼文島に行こうか迷っているのであれば、思い切ってレブンアツモリソウの開花時期に合わせて来島するのも良いかもしれません。