みなさん、こんにちは!

「たびこふれ」さんで、連載させて頂いて3つ目の記事となりました。

さて今回は、毎年礼文島で5月下旬に行われる、アツモリ感謝祭について実際に行ってみたのでご紹介していこうと思います。

目次
1. アツモリ感謝祭とは?
2. レブンアツモリソウって?

1. アツモリ感謝祭とは?

礼文島の代表的なお花、レブンアツモリソウ。

礼文島のアツモリ感謝祭に行ってみた!
(画像=『たびこふれ』より引用)

その開花を祝うイベントです。
スコトン岬やゴロタ岬などを巡るトレッキングコース「岬巡りコース」の終盤にあるレブンアツモリソウ群生地において行われます。

参加者には昆布茶が無料で振る舞われ、島のマスコットキャラクター「あつもん」も登場します。

礼文島にしか生育しない貴重な花を、訪れた皆様にゆっくりと楽しんでもらうイベントとなっております。

アツモリ感謝祭

  • 場所:礼文町レブンアツモリソウ群生地
  • 開催日:5月下旬
  • 参加費:無料
  • 駐車場:あり(無料)※普通車10台、大型バス5台駐車可能
  • アクセス:路線バスにてバス停「浜中」より徒歩15分
  • お問い合わせ:0163-86-1001(礼文町産業課・礼文島観光協会)

※変更される可能性がありますので詳しくは礼文島観光協会までお問い合わせください。

2. レブンアツモリソウって?

礼文島のアツモリ感謝祭に行ってみた!
(画像=『たびこふれ』より引用)

レブンアツモリソウは礼文島を代表する花の名前です。

礼文島のみに生育するラン科の多年草で、島の沿岸地域の明るい草原に生育しています。開花時期は5月下旬から6月上旬で、この花を見に全国からたくさんの観光客が訪れます。かつては礼文島に広く分布していましたが、採集や盗掘などにより生育数が大きく減少し、現在はレブンアツモリソウ群生地などの、ごく小さな群落で保護されています。

一つの花の袋の中には、1万粒以上の種子が入っていますが、種子は土の中の共生菌(他の生物と一体になって共同生活を送る菌のこと。)がないと発芽できません。

発芽できても土の中で芽の状態で何年も栄養を蓄えなければならず、発芽から開花まで10年以上かかると言われています。

礼文島内ではレブンアツモリソウ群生地の他に、高山植物園でみることができます。

高山植物園では人工培養の技術を元に、開花時期を6~8月に調整した花を園内に展示しています。

礼文島のアツモリ感謝祭に行ってみた!
(画像=『たびこふれ』より引用)

ちなみに本州に咲くアツモリソウは赤色のボディが特徴。

それに対してレブンアツモリソウは白色、クリーム色をしていて、珍しいそうです。