この夏の伊勢湾奥は、新子のタチウオが大当たり。三重県四日市市の四日市港で、今回は手軽に楽しめるルアーで狙った。潮止まりには少し苦戦したが、後半はタチウオの活性も上がり、ジグ単&プラッギングで楽しい釣行となった。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)

四日市港タチウオ大量接岸中

この夏の伊勢湾奥は、新子のタチウオが大当たり。1週間もしないうちに姿を消してしまう年も多いなか、6月から釣れ始めてもう1カ月以上になる。しかも、日増しに数が増えているような気さえする。とはいえ、サイズが小さいだけに、ハリに乗せるのは意外と難しく、かなりテクニカルだ。今回は手軽に楽しめるルアーで狙ってみた。

7月15日、三重県四日市市の四日市港に到着したのは午後7時45分ごろ。車を走らせながら港内を見て回ると、常夜灯周りの水面にギラリと光るタチウオの姿が見えた。

人の少ない所で集魚灯をたこうと思っていたが、これなら手間もない。早速車を止め、ビームスティック2.2inchをセットしたジグヘッドをキャストする。

夜の四日市港ルアー釣りで新子タチウオ連発 ジグ単&プラッギングで満喫
(画像=当日のタックル(作図:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)、『TSURINEWS』より引用)

指2本級交じり連発

トゥイッチを交えながら表層を探ると、いきなりガツンときた。小気味のいい重量感を楽しみながら寄せてくると、指2本を優に超えるサイズ。

夜の四日市港ルアー釣りで新子タチウオ連発 ジグ単&プラッギングで満喫
(画像=大きいものは指2本を優に超える(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)、『TSURINEWS』より引用)

アベレージサイズは指1.5本前後なので、なかなかのものだ。続けてレギュラーサイズを数匹追加したが、ここで急に反応が途絶えた。

どうやら潮が止まったようだ。活性の高い日は潮など無関係ということもあるが、最近の新子たちは潮に敏感なのかオンオフの落差が激しい。丁寧に探りながら単発のヒットを拾っていくが、数は思うように伸びない。

下げ潮が効くまでの辛抱だ。そう思っていると突然風向きが変わり、水面はまたたく間に漂流ゴミで埋め尽くされてしまった。雨後あるあるだが、最近は豪雨続きでゴミの量も半端ではない。