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エアコンの電気代計算に必要な「期間消費電力量」
扇風機とエアコンの家庭での併用の仕方

エアコンの電気代計算に必要な「期間消費電力量」

「期間消費電力量」は各製品モデルごとに異なり、製品カタログやメーカーの公式サイトにて閲覧可能です。いずれにせよ、扇風機とエアコンの電気代を比較すると、扇風機の方が電気代は安く済ませられます。電気代節約の観点でいえば、エアコンだけに頼り過ぎずに、効率よく活用することが大切です。

期間消費電力量とは、家庭用エアコンの規格である、JIS C 9612(ルームエアコンディショナ)に基づき、東京をモデルとした一定の条件のもとにエアコンが1年間に消費する電力の目安量で、単位はkWhで記載されています。この値が少ないほど、年間を通じての運転効率やエネルギーの消費効率がよくなります。

引用元: /kadenfan.hitachi.co.jp

扇風機とエアコンの家庭での併用の仕方

扇風機とエアコンの併用で電気代を抑えられる

夏の電気代をトータルで安く抑えるには、扇風機とエアコンのダブル使いがおすすめといえます。冷たい空気は空間の下部へと溜まるので、扇風機を用いて下から上へと空気の流れを作り、空気を循環させることが大切です。

扇風機の配置場所と向きが重要

扇風機の電気代はいくら?ワット数・使用時間別に紹介!エアコンと併用した節約方も!
(画像=『暮らし〜の』より引用)

具体的な使用方法をみていきましょう。重要となってくるのが、扇風機の配置場所と向きです。密閉したひとつの部屋のみを効率よく冷やしたい場合は、エアコンの正面に扇風機を置き、エアコンの送風口めがけて扇風機を回します。

一方、より広範囲に、隣接した部屋にもエアコンを効かせたい場合には、エアコンが効いている部屋の入口から効かせたい方向へと向かって配置するのが大切です。

電気代節約と省エネのために注意する点①

扇風機とエアコンを併用して冷房効率を最大にするには、他にも気をつける点があります。細かい点ではありますが、電気代の節約と省エネには効果大ですので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

一つ目は、エアコンの電源を入れたり付けたりしないことです。エアコンはつけ始めに部屋を設定温度まで下げる時、最大のエネルギーを消費します。そのため、一度部屋全体を冷やせれば、そのままつけっぱなしにしておくほうが電気代は安く済むのです。

電気代節約と省エネのために注意する点②

二つ目に、エアコン本体の省エネ性能のチェックも大切といえます。家電の省エネ性能は、年々進歩し続けていて、10年以上前の電化製品の場合、最新の省エネモデルに買い換えた方が電気料金を含めたトータル的には節約できるという事例もあるのです。

他にも、部屋のカーテンを締めて外気をシャットアウトしたり、エアコンフィルターの掃除をこまめに行ったりするのも有効となります。