目次
藤三旅館の魅力とは?
日本一深い天然自噴岩風呂「白猿の湯」
桂の木の根本から湧き出た鉛温泉が由来「桂の湯」
「白糸の湯」と「銀の湯」
藤三旅館についてご紹介します
最後に藤三旅館の藤井専務より
藤三旅館の魅力とは?
僕が泊まってみたい宿のひとつ。
岩手県花巻市の鉛温泉(なまりおんせん)にある『藤三旅館(ふじさんりょかん)』。
どこが魅力なのか?
温泉です。
源泉100%のかけ流し「本物の温泉」
当館では、源泉から湧き出した温泉を 沸かさず(加熱)、薄めず(加水)、循環させず(かけ流し)、源泉そのまま、自然の状態でご利用いただいております。
温泉が持つ自然の力をそのまま肌で感じられることができる「本物の温泉」をお楽しみください。
【藤三旅館HPより引用】
日本一深い天然自噴岩風呂「白猿の湯」
その中でも『白猿の湯(しろさるのゆ)』。日本一深い天然自噴岩風呂として知られています。
伝承六百年、白猿伝説。
今を去ること、およそ六百年の昔。
ここの温泉主である藤井家の遠祖が高倉山麓で木こりをしている際に、岩窟から出てきた一匹の白猿が、桂の木の根元から湧き出る泉で手足の傷を癒しているのをみた。
これが温泉の湧出であることを知り、一族が天然風呂として用いるようになったとされる。
以来「白猿の湯」(俗名桂の湯)と呼ばれるようになった。
【パンフレットより引用】
「白猿の湯」に行ってみましょう。
旅館部の入口正面に大浴場の案内があります。

右に進み「白猿の湯」を目指します。

「白猿の湯」は基本混浴になっていますが、女性専用の時間帯があります。
※毎日午前6時から午前7時・午後2時から午後3時・午後7時半から午後9時です。
浴場入口で女性専用の時間ではないかをまず確認。
女性専用の時間帯といっても鍵がかかっているわけではないので注意が必要です。

「白猿の湯」は旅館部と湯治部の間にあります。こちらは旅館部側の入口。
よく見てください。「白猿の湯」の側面はガラス窓になっています。この窓も鍵がかかっていないので、興味本位で女性時間帯に開けると『のぞき見!御用!』になりますので、注意が必要です。
※写真撮影禁止の貼り紙があります!

「白猿の湯」の壁伝いに周ると旅館部と湯治部の境があります。

湯治部から振り返ると旅館部の看板が...。

湯治部側からも「白猿の湯」の入口があります。昔ながらの雰囲気ですね。

ガラガラとドアを開け、「白猿の湯」の中へと入ります。

【画像提供:藤三旅館】
ほぉ~。天井が高い!
浴場は階下にあります。階段を1階分下りると脱衣所があります。
脱衣所で浴衣を脱ぎ、フェイスタオルを頭に乗せ、かけ湯をして入浴します。
それではいざ入湯!

【画像提供:藤三旅館】
ステップに足を置いてゆっくり入らないといきなり約125cmの深さへと引きずりこまれます(笑)。
深さは平均125cmですが、深いところは140cmくらいあります。
笑い事ではなく、身長150cmくらいの人だと顔までつかってしまいます。

【画像提供:藤三旅館】
泉質は単純温泉・アルカリ性単純高温泉です。立って入るお風呂は、立位浴と呼ばれ、全身にまんべんなく湯圧がかかり循環器系を整えるほか、血行促進にも効果があると言われています。湯船から、3階の高い吹き抜けを見上げるうちに、身も心ものびやかになっていきます。【藤三旅館HPより】

【画像提供:藤三旅館】
湯は熱くなく、ぬるくもなく適温。立ったままの入浴なので、バランスを保ちながらの入浴となります。不思議な体験です。これはハマりそうです(笑)。やったことありませんが、宇宙遊泳みたいな感覚?
湯船の壁にもたれながら周囲を見渡します。3階の高さの立体的な造りになっていますので、内風呂ながら解放感があります。底には丸い石が沈められているところもありますので、足元に神経を集中させながらの歩行入浴も楽しめました。ちょうど真ん中あたりは源泉が湧き上がっていて、部分的に温度が高くなっていました。

【画像提供:藤三旅館】