追尾連撃ならお任せあれ!90式戦車
2004年、世界の中でも三本の指に入ると言われたすさまじい戦車があります。それは90式戦車!陸上自衛隊の第3世代戦車として10数年の研究を経て生まれた戦車なのです。
この90式戦車で特筆すべきはその射撃!移動する敵に照準を合わせ続ける高度な自動追尾機能、そして動きながら正確に敵に射撃し続ける行進間連続射撃のコラボで強烈な戦力となっています。
備えている武器も7.62mm機関銃、12.7mm重機関銃、主砲は44口径120mm滑腔砲。これを自動で装填するのですから、末恐ろしいですよね。
正面防御力は世界最高水準とも言われており、技本の渾一の一品です。
日本の最終最強兵器的10(ひとまる)式戦車!
先ほど紹介した74式戦車の更新の役割も兼ねた新型の戦車です。もはや第四世代主力戦車として定義され、もはや戦うコンピューターとも呼ばれるほどの最先端技術つめつめの戦車です。
500億近くの開発費をかけて作られたこの10式、50tあった90式より6tも軽量化が出来たのにもかかわらず、防御力が下がることなく、さらに性能がアップしているのです。スゴイですね!
44tと比較軽いこの戦車、燃費や機動力もさらに良くなっています。6tにかかる労力を考えると、本当にスゴイ“カイゼン”ですね。
エンジンは4サイクルV8気筒(1,200ps/2,300rpm)、最大速度は70km/h。この速さで敵に照準を合わせ、自動で装填&追尾、そして連続射撃!
主砲は44口径120mm滑腔砲で、90式戦車のを更に威力アップさせたものです。なんと548mm貫通(RHA換算)が可能だとか。50cmを突き抜けるとは恐ろしすぎますね。
こんなにもスゴイ10式戦車ですが、この戦車が「戦うコンピューター」「走るコンピューター」と呼ばれている最大の特徴があります。
10式戦車を最強たらしめるのは、装置された「C4Iシステム」!
指揮・統制・通信・コンピューター・情報の英語の頭文字をとって呼ばれるC4Iシステム。このシステムは、いわば神経!戦車自体が相互に情報を伝達・共有するのにとても便利な最先端情報システムなんです。
情報戦を制するためのもはや必要不可欠になってしまっているC4Iシステム、その中でも高度なバージョンのC4Iシステムを10式戦車は持っているのです。
今、そして今後の日本の戦車の中核を担うクルマなのです。