ヤミージグTGでハマチ

SLJで「11魚種」達成 ターゲットに応じたタックル使い分け術とは?
(画像=開口一番ハマチ(撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)、『TSURINEWS』より 引用)

しばらくしてヒット。すぐにロッドが絞り込まれ、SPEAKY(スピーキー)3500HGXのスプールから勢いよくラインが出ていく。松中さんは、SSD(ソルティシェイプダッシュ)SLJ S650/FSLを満月のように曲げて魚の体力を削ぎ、ワラサに近いサイズのハマチをキャッチした。

ヒットジグはYUMMY JIG(ヤミージグ) TGの60g。タングステンジグで、SLJはもちろん、マイクロベイトを追う魚を狙ったキャスティングでも活躍する。

また、このジグには小さなブレードとフックが標準装備されている。ブレードはシラスやコウナゴが出す微細な遊泳波動を再現し、ジグをスイミングさせる「巻き誘い」でも効果を発揮する。

SLJで「11魚種」達成 ターゲットに応じたタックル使い分け術とは?
(画像=YUMMY JIG TG(撮影:TSURINEWS編集部・五井貴矢)、『TSURINEWS』より 引用)

ライトなロッドに変更

立て続けにハマチをキャッチした松中さん。ここで、ロッドをよりライトなS6500/FSLに変更。本来イサキやアジなど繊細なゲームをメインとするロッドだが、遊び心からスリリングに楽しむことにした。

引き抵抗をロッドのベリーに乗せる感じでジグを泳がせ、フワフワと誘うとすぐにヒット。ロッドが猛烈に曲がって魚の動きに追従する。観念したハマチは、あえなく松中さんの手に落ちた。

SLJで「11魚種」達成 ターゲットに応じたタックル使い分け術とは?
(画像=S6500/FSLの曲がり(撮影:TSURINEWS編集部五井貴矢)、『TSURINEWS』より 引用)

小刻みなジャークでイサキ狙い

SLJで「11魚種」達成 ターゲットに応じたタックル使い分け術とは?
(画像=谷口船長がオオモンハタ手中(撮影:TSURINEWS編集部五井貴矢)、『TSURINEWS』より 引用)

このあと、アカハタやホウボウ、オオモンハタが顔を見せ、釣果に華を添えた。ひと段落したところで、船は磯周りの浅場に移動。第一のお題イサキを狙う。ジグはヤミージグTGの30g、ロッドはS6500/FSLとした。

当地のイサキの釣り方は、船が流れる進行方向にキャストし、イサキのタナの上層(底から数m上)までジグを沈めたら、小刻みなジャークで誘いながら、タナのなかでジグを踊らせていくやり方。

イメージ的には、自分の足下に近づきながら沈んでいくジグを、ジャークのたびにロッドで吊り上げ、弛んだラインをリーリングで回収することで、ジグを沈ませず一定層内で漂わせる感じだ。