中層のアジはセレクティブ?
少しくらいレンジが入っていても簡単に食うアジもいるが、基本的にどんな魚もレンジが入るほど大型だったり気難しい群れだったりする。あまり多投してスレさせたくない。一発勝負で決めるつもりで、熟考してリグる、また大アワセ禁止、これで確実にとりたい。
本当にセレクティブなアジは、一回しか食わない。アタリが出てもそれが二発三発と続かなければ、泣く思いでも見切った方がいいかもしれない。移動して再び索敵し、発見できれば、表層の群れの方が圧倒的に釣りやすい。
フォールスピードも意識
アジング全般に言えることだが、フォールスピードに食うことがある。現代アジングは反応する群れがいるなら、とりあえずその重さで、そしてスレたらもう少し軽く、が基本的な考え方だが、それでもダメなときはある。そこでやり方をかえる。アジは一度視界に入ったものが消え、また視界に入ってくる(落ちてくる)という動きに弱い。ここを突くのだ。
つまり基本的なアジングの考え方と逆に、重くする。「フォールスピードパターン」を試してみる。0.8gで中層でアタったら、1.2gくらいにしてみる。また同じ0.8gでもタングステンのヘッドにして、沈下速度を(理屈上は一般的なナマリとの対比の)1.7倍にしてみる。
特に筆者が最近手ごたえを感じるのは、TGヘッドだ。ヘッドのナマリのシルエットが1.7倍小さくできるので、スレたアジにも見切られにくい。
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<井上海生/TSURINEWSライター>
提供元・TSURINEWS
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